JR東日本、AR技術を使ったスマートフォン向けサービス「東京駅JR×AR」試行

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2012/04/13 14:42

 東日本旅客鉄道(JR東日本)は、AR(拡張現実)技術を用いたスマートフォン向け情報提供サービス「東京駅JR×AR」を東京駅構内で試行する。期間は4月16日~6月30日で、実用化に向けてサービス内容の評価・検証を行う。

スマートフォンアプリのトップ画面

 駅構内の図や案内サインなどの情報に加え、駅の利用客がスマートフォンで必要な情報を取得できるようにすることで、より「わかりやすい駅」を目指す取り組み。駅構内の案内にAR技術を活用し、その場所に応じた情報を提供することで、利用客の快適な移動をサポートする。

 無料アプリ「JR東京駅AR」は、iPhoneはApp Storeで、AndroidはGoogle playで無料でダウンロードできる。対応OSは、iPhoneがiOS 5.0、5.1。AndroidがAndroid 2.2、2.3で3.xは非対応。

スマートフォンのカメラ越しに駅のARマーカーを見ると、付近のエキナカ店舗情報や立体的な駅構内地図などが表示される

 東京駅の柱や床面の27か所に設置したAR識別マーカーをスマートフォンのカメラ越しに認識すると、付近のエキナカ店舗情報や立体的な駅構内地図などが表示される。また、アプリのメニューから運行情報、経路検索、時刻表、駅構内図などの鉄道運行情報と、ショップリストやおすすめ情報などのエキナカ情報がチェックできる。利用者へのアンケートなどを通じて、提供するサービスの内容を評価・検証して、今後の実用化を目指す。