ソニー、ネットテレビ機能を拡充した液晶テレビ「ブラビア」2012年春モデル
ソニーは、3月23日、液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア)」の2012年春モデルとして、「HX850」「HX750」「EX550」「EX540」「HX65R」の5シリーズ13機種を4月20日から順次発売すると発表した。価格はオープン。
発表会で、ソニーマーケティングの本多健二ホームエンタテインメントプロダクツマーケティング部統括部長は、「地デジ需要が一段落して、改めてテレビのあり方を見直した結果、多彩なコンテンツを家族で楽しめるテレビを開発した」とコンセプトを説明した。
2012年の春モデルは、ネットテレビ機能を拡充したモデルを多くラインアップする。「HX850」「HX750」「EX550」「EX540」は、ネット動画・音楽、ショッピング、コミュニケーション、情報検索・管理など、さまざまなジャンルで約170種類のネットワークサービスを利用できる「ソニーエンターテインメントネットワーク(SEN)ポータル」に対応。リモコンの「SEN」ボタンを押すと、「“Sony Entertainment Network”ポータル」が起動し、サービスに簡単にアクセスできる。
最上位モデル「HX850」シリーズは、高画質回路「X-Reality Pro」を搭載した3D対応モデル。入力映像をフレーム、画素ごとに解析し、豊富なデータベースと照合して映像ごとに最適な超解像処理を施すことで、ネット動画などの低解像度映像を高画質で再現する。
1秒間60コマの映像を240コマに変換する4倍速技術によって、スポーツなど速い動きの映像を滑らかに描画。さらに、4倍速技術とLEDバックライトのオン/オフ制御技術を組み合わせた「モーションフローXR960/480」で、映像の表示のタイミングに合わせてバックライトを高速で駆動し、残像感を抑える。
パネルは、液晶面と表面ガラスの間に空気層の代わりに特殊な樹脂層を挟み込んだ「オプティコントラストパネル」で、反射や写り込みを抑えてクリアな映像を実現した。
実勢価格は、55V型の「KDL-55HX850」が30万円前後、46V型の「KDL-46HX850」が23万円前後、40V型の「KDL-40HX850」が16万円前後の見込み。
「HX750」シリーズは、4倍速パネルを搭載。LEDバックライトのオン/オフ制御技術を組み合わせた「モーションフローXR480」機能に「インパルスモード」を新たに搭載し、滑らかに動画を表示する。
「HX850」シリーズと同様、消費電力を約15%カットするECOパネル制御を採用する。地上/BS/110度CSデジタルチューナーを2基備えるほか、USB接続の外付けHDDへの録画に対応する。
実勢価格は、55V型の「KDL-55HX750」が27万円前後、46V型の「KDL-46HX750」が20万円前後、40V型の「KDL-40HX750」が13万円前後、32V型の「KDL-32HX750」が10万円前後の見込み。
「EX550」/「EX540」シリーズは、映像エンジン「X-Reality」を搭載。エッジ配置のLEDバックライトを採用する。USB接続の外付けHDDへの録画に対応するが、チューナーは地上/BS/110度CSデジタルのシングルチューナー。
実勢価格は、「EX550」シリーズの32V型「KDL-32EX550」が7万円前後の見込み。「EX540」シリーズの26V型「KDL-26EX540」が6万5000円前後、22V型「KDL-22EX540」が5万円前後の見込み。
「HX56R」シリーズは、500GBのHDDとBDドライブを内蔵するオールインワンモデル。USB接続の外付けHDDへの録画に対応する。地上/BS/110度CSデジタルチューナーを2基備え、2番組の同時録画が可能。
3D放送の視聴や「ブルーレイ3D」の再生に対応するほか、新たにYouTubeや“Video Unlimited(ビデオアンリミテッド)”などのネットワークサービスを通じて、豊富なネット動画を大画面、高画質で視聴できる。
実勢価格は、46V型の「KDL-46HX65R」が23万円前後、40V型の「KDL-40HX65R」が16万円前後、32V型の「KDL-32HX65R」が14万円前後の見込み。
最上位シリーズの「HX850」
発表会で、ソニーマーケティングの本多健二ホームエンタテインメントプロダクツマーケティング部統括部長は、「地デジ需要が一段落して、改めてテレビのあり方を見直した結果、多彩なコンテンツを家族で楽しめるテレビを開発した」とコンセプトを説明した。
「BRAVIA」のコンセプトを説明する本多統括部長
2012年の春モデルは、ネットテレビ機能を拡充したモデルを多くラインアップする。「HX850」「HX750」「EX550」「EX540」は、ネット動画・音楽、ショッピング、コミュニケーション、情報検索・管理など、さまざまなジャンルで約170種類のネットワークサービスを利用できる「ソニーエンターテインメントネットワーク(SEN)ポータル」に対応。リモコンの「SEN」ボタンを押すと、「“Sony Entertainment Network”ポータル」が起動し、サービスに簡単にアクセスできる。
低解像度のネット動画を高精細に表示する最上位モデル「HX850」シリーズ
最上位モデル「HX850」シリーズは、高画質回路「X-Reality Pro」を搭載した3D対応モデル。入力映像をフレーム、画素ごとに解析し、豊富なデータベースと照合して映像ごとに最適な超解像処理を施すことで、ネット動画などの低解像度映像を高画質で再現する。
1秒間60コマの映像を240コマに変換する4倍速技術によって、スポーツなど速い動きの映像を滑らかに描画。さらに、4倍速技術とLEDバックライトのオン/オフ制御技術を組み合わせた「モーションフローXR960/480」で、映像の表示のタイミングに合わせてバックライトを高速で駆動し、残像感を抑える。
パネルは、液晶面と表面ガラスの間に空気層の代わりに特殊な樹脂層を挟み込んだ「オプティコントラストパネル」で、反射や写り込みを抑えてクリアな映像を実現した。
実勢価格は、55V型の「KDL-55HX850」が30万円前後、46V型の「KDL-46HX850」が23万円前後、40V型の「KDL-40HX850」が16万円前後の見込み。
「HX850」シリーズ
4倍速パネルを採用した3Dモデル「HX750」シリーズ
「HX750」シリーズは、4倍速パネルを搭載。LEDバックライトのオン/オフ制御技術を組み合わせた「モーションフローXR480」機能に「インパルスモード」を新たに搭載し、滑らかに動画を表示する。
「HX850」シリーズと同様、消費電力を約15%カットするECOパネル制御を採用する。地上/BS/110度CSデジタルチューナーを2基備えるほか、USB接続の外付けHDDへの録画に対応する。
実勢価格は、55V型の「KDL-55HX750」が27万円前後、46V型の「KDL-46HX750」が20万円前後、40V型の「KDL-40HX750」が13万円前後、32V型の「KDL-32HX750」が10万円前後の見込み。
「HX750」シリーズ
中-小型モデルの「EX550」/「EX540」シリーズ
「EX550」/「EX540」シリーズは、映像エンジン「X-Reality」を搭載。エッジ配置のLEDバックライトを採用する。USB接続の外付けHDDへの録画に対応するが、チューナーは地上/BS/110度CSデジタルのシングルチューナー。
実勢価格は、「EX550」シリーズの32V型「KDL-32EX550」が7万円前後の見込み。「EX540」シリーズの26V型「KDL-26EX540」が6万5000円前後、22V型「KDL-22EX540」が5万円前後の見込み。
HDD+BD内蔵のオールインワンモデル「HX56R」シリーズ
「HX56R」シリーズは、500GBのHDDとBDドライブを内蔵するオールインワンモデル。USB接続の外付けHDDへの録画に対応する。地上/BS/110度CSデジタルチューナーを2基備え、2番組の同時録画が可能。
3D放送の視聴や「ブルーレイ3D」の再生に対応するほか、新たにYouTubeや“Video Unlimited(ビデオアンリミテッド)”などのネットワークサービスを通じて、豊富なネット動画を大画面、高画質で視聴できる。
実勢価格は、46V型の「KDL-46HX65R」が23万円前後、40V型の「KDL-40HX65R」が16万円前後、32V型の「KDL-32HX65R」が14万円前後の見込み。
左上から「EX550」シリーズ、「EX540」シリーズ、「HX56R」シリーズ