ソフトバンクモバイル、「プラチナバンド」900MHz帯の通信サービスを7月開始

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2012/03/02 18:19

 ソフトバンクモバイルは、3月1日、「プラチナバンド」と呼ばれる900MHz帯の電波を使用する特定基地局の開設計画が総務大臣に認定されたことを受け、iPhone 4Sなどが対応する900MHz帯の通信サービスを7月25日に開始する。

 新たに割り当てを受けた900MHz帯は、同社がすでに保有する電波帯に比べ、より効率よく広範囲をカバーし、つながりやすくなるという。700~900MHz帯は、電波が遠くまで届きやすく、建物などの障害物をある程度う回して伝わる性質をもつため「プラチナバンド」と呼ばれる。計4社が空いた900MHz帯の使用を申請していたが、最終的にこれまでプラチナバンドを保有していなかったソフトバンクモバイルに決まった。900MHz帯を利用した「SoftBank 3G/3Gハイスピード」のサービス提供に向けて基地局・通信設備の工事を進め、7月25日に900MHz帯を使用するサービスを開始する予定だ。

「プラチナバンド」と呼ばれる900MHz帯を「プラチナ電波」とアピール

 現在、販売中の900MHz帯に対応する端末は、アップル製のiPhone 4/iPhone 4SとiPad 2 Wi-Fi + 3Gモデルなど。さらに、3月発売予定の従来型携帯電話「PANTONE 4 SoftBank 105SH」と、今夏発売する全機種が900MHz帯に対応する予定。ウェブサイトに「新規周波数900MHz帯 使用基地局の認定について」と題したページを開設し、国際標準バンドでもある900MHz帯のメリットや、同社が保有する電波の周波数帯、それらを使った各サービスを紹介している。


 認定された特定基地局の開設計画では、2012年度中に約1万6000局を設置し、2016年度中には約4万1000局まで増設して人口カバー率を99.9%にする予定。なお、2月24日から、2.5GHz帯を使用した下り最大110Mbpsの高速データ通信サービス「SoftBank 4G」も開始している。

 また、ソフトバンクモバイルは、白戸家のお父さんをアプリ内にデザインした「お父さんユーティリティアプリ」シリーズとして、iPhone向けの無料アプリ「お父さん電卓」「お父さんQR」を「App Store」で公開した。

左から、「お父さん電卓」「お父さんQR」の画面イメージ

 「お父さん電卓」は、「お父さん」のイラストを計算画面の上部にデザインした電卓アプリ。イコールをタップするとお父さんの表情が変化する。「お父さんQR」は、その名の通り、iPhoneのカメラでQRコードを読み取ることができるアプリ。ともに対応機種は、iOS 4.2以上を搭載したiPhone、iPod touch(iPad互換)。このほか、「お父さんカメラ」「お父さんメモ帳」「お父さん体重記録帳」を公開している。すべて無料。

・「お父さん電卓」をダウンロード
・「お父さんQR」をダウンロード