シグマ、デジタル一眼レフカメラ「SIGMA SD1 Merrill」、レンズキットも同時発売

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2012/02/24 15:27

 シグマは、デジタル一眼レフカメラ「SIGMA SD1 Merrill」を3月9日に、「SIGMA SD1 Merrill」と交換レンズ「SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM」をセットにしたレンズキットを3月16日に発売する。価格はどちらもオープンで、実勢価格は「SIGMA SD1 Merrill」が20万円前後、レンズキットが25万円前後の見込み。

SIGMA SD1 Merrill + SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM

 撮像素子に、APS-C相当の23.5×15.7mmで、有効画素数4600万画素(4800×3200×3層)のFoveon X3ダイレクトイメージセンサ「Merrill」を搭載。Foveon X3ダイレクトイメージセンサは、RGB全色を3層で取り込むことができるフルカラーイメージセンサで、原理的に偽色が発生しないためにノイズを低減するローパスフィルタの必要がなく、すべての色情報を取り込むことができる。

 画像処理エンジンは、Foveon X3ダイレクトイメージセンサ専用の「TRUE(Three-layer Responsive Ultimate Engine)II」を2基搭載し、フルカラーセンサが捉えたすべての情報を、独自のアルゴリズムで画像劣化なしに高速処理することで、色彩豊かな高精細で立体的な描写を実現している。

 バッファメモリにクラス最高のDDR IIIを採用。大容量のフルカラーデータを高速処理し、RAWファイルで最大7コマの連続撮影に対応。さらに、約4600万画素の大容量データの高速転送・処理によって、1秒あたり最高5コマを達成した。

 AFセンサは11点ツインクロスセンサで、このAFポイントに対応する77分割測光センサを搭載する。ISOは100~6400。

 ボディは、軽量・堅牢なマグネシウム合金製で、厳しい環境での使用にも耐える。さらに、Oリングなどによってボタン類や接合部にシーリングを施し、高い防塵・防滴性能を実現した。マウント部には、光学ガラスによるシールド機構、ダストプロテクターを標準装備する。

 ペンタプリズムファインダーは、視野率が縦98%/横98%で、ファインダー倍率0.95倍。アイポイントは18mmで、接眼部には視度調整機能を備える。また、レンズ表記17mm(35mmフィルム換算で約25.5mm相当)に対応するポップアップ式の内蔵フラッシュを搭載。ガイドナンバーは11で、同調シャッター速度は最高180分の1秒。S-TTL自動調光システムによって、高精度なフラッシュ撮影に対応する。

 対応メディアは、CFカードTYPE Iで、UDMA対応。サイズは幅145.5×高さ113.5×奥行き80.0mmで、重さは700g。

 レンズキットに付属する「SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM」は、約4段分の補正効果を発揮する手ブレ補正機構を内蔵する大口径標準ズームレンズ。フィルタ径は直径77mm。サイズは直径83.5×長さ91.8mmで、重さは565g。

 5月31日まで、「SIGMA SD1」の購入者を対象に、同社の製品と交換できる40万円相当のポイントを進呈する「SIGMA SD1ポイントサポートプログラム」を実施する。各製品のポイントは、2月8日時点での実勢価格に準拠して決定する。申し込みは、シグマカスタマーサービス部に電話か電子メールで行う。なお、「SIGMA SD1 Merrill」はプログラムの対象外。