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リコー、「GXR」専用カメラユニット「RICOH LENS A16 24-85mm F3.5-5.5」、APS-CサイズのCMOSセンサ搭載

ニュース

2012/02/03 16:15

 リコーは、ユニット交換式カメラシステム「GXR」専用のカメラユニット第5弾として、「RICOH LENS A16 24-85mm F3.5-5.5」を3月下旬に発売する。価格はオープンで、実勢価格は6万円前後の見込み。

RICOH LENS A16 24-85mm F3.5-5.5

 35mmフィルム換算で24~85mm相当のワイドズームレンズを搭載。レンズ構成は9群11枚で、両面非球面レンズ3枚と高屈折率レンズによって、ズーム全域で効果的に各種収差を低減し、画面のすみずみまで高い解像力と描写力を実現する。9枚で構成する円形絞り羽根は、細かな絞りを設定でき、きれいなボケ味を楽しめる。

 総画素数約1650万画素のAPS-CサイズCMOSセンサを搭載。画像処理エンジン「Smooth Imaging Engine IV」との組み合わせで、滑らかな階調性を実現し、高精細でノイズの少ない高画質画像の撮影ができる。

 ハイライトでの白飛びや、暗部での黒つぶれを軽減する「ダイナミックレンジ補正」を搭載。露出補正では対応しきれない逆光や明暗差の大きいシーンでも領域別の補正を行うことで、被写体を見た目に近い明るさで撮影できる。

 ISO感度の異なる3枚の画像を撮影・記録する「ISOブラケット」や、フォーカス・露出・ホワイトバランスなどの設定を維持したまま連続撮影できる「撮影条件維持機能」、RAWのみの記録、「白とび警告表示」のオン/オフ、アオリ方向の傾きが検出できる電子水準器、著作権情報のExifへの書込みなど、多彩な撮影機能を備える。

 スポットAFのサイズは、ノーマルとピンポイントの2種類。輪郭とコントラストを確認してマニュアルフォーカスの精度を向上する「フォーカスアシスト機能」を搭載。ピント合わせに便利な撮影時画面表示拡大機能は、拡大時の画質を向上した。

 画質と色を設定する画像設定カスタマイズは9段階。撮影設定を「マイセッティング」として本体の「マイセッティングBOX」に6パターン、SDカードに6パターンを保存できる。マニュアル露出モードでは、シャッターボタンを押している間に露光する「B(バルブ)」と、露出開始時と終了時にシャッターを押す「T(タイム)」を設定できる。

 オプションには、新たに専用レンズフード「LH-2」、レンズ部の繰り出しと連動して開閉するレンズキャップ「LC-3」、「GXR」にカメラユニットや液晶ビューファインダーをつけたまま装着できるラッピングシート「WS-1」を用意。価格は、「LH-2」が2835円、「LC-3」と「WS-1」は2100円。

 サイズは、幅71.4×高さ70.5×奥行き93.3mmで、重さは約350g。