備えあれば憂いなし、電源トラブルからPCやAV機器を守るUPS「APC RS 550」をわが家に導入!
台風や雷、積雪など、自然災害によって突然引き起こされる停電。家庭のデジタル機器は、当然のことながら電源が確保できないと使えなくなってしまう。しかも、落雷時に瞬間的に多くの電気が流れ込む過電圧が発生すると、デジタル機器が壊れてしまうこともある。実際、数年前に発生した高圧電線切断による首都圏広域停電事故で、私の親族は、自宅のPCが過電圧で破損するという事態に見舞われた。大切な機器と貴重なデータを突然の電源トラブルから守り、さらに停電時でも機器やデータを保護しながらスムーズに電源を切ることができるのが、UPS(無停電電源装置)。自家発電装置と違って、停電時の電源になるものではないが、それでも備えあれば憂いなし、BCNランキングでトップシェアを誇り、グローバルでも知られているAPCブランドのUPS「APC RS 550」を自宅に導入した。
そもそもUPSは、急に電源が途絶したときに、サーバーなどを正常にシャットダウンするための機器で、企業が社内システムのトラブルを防ぐために導入するケースが多い。家庭で導入するには、「価格が高い」「設置の仕方がわからない」など、これまではややハードルが高く、しかもデザイン性に乏しい製品が多かった。
ところが「APC RS 550」は、PCやサーバーと接続できるだけでなく、ブルーレイディスク(BD)レコーダーや薄型テレビなど、AV機器との接続にも対応。リビングにあるAVラックに収まるコンパクトサイズで、AV機器と並べても違和感のないデザインだ。
まずは、仕事場にあるデスクトップPCにつなぐ。デスクトップPCの電源ケーブルを背面のマスタコンセントに接続し、付属のUSBインターフェースケーブルをPCと「APC RS 550」に接続。さらに、付属の管理ソフト「Power Chute Personal Edition」をデスクトップPCにインストールすると、停電が起きたときにPCを自動的にシャットダウンできるようになる。
試しにUPSの電源ケーブルを抜くという暴挙に出たところ、「APC RS 550」本体のアラートが鳴り、PCのモニタには警告画面が出て、バッテリによる残りの駆動時間が示された。AC電源が絶たれたことで、瞬時にバッテリ駆動に切り替わり、正常なシャットダウンのための時間を稼いでいるわけだ。
続いて、「APC RS 550」を自宅のリビングにある液晶テレビとBDレコーダーに接続した。いまやデジタル家電も、PCと同じか、もしくはそれ以上に電源を管理しなければならない。BDレコーダーでテレビ番組を録画しているときに停電になると、最悪の場合、HDDが破損する可能性があるからだ。また、落雷による過電圧で高価なデジタル家電が壊れることも珍しくない。
デジタル家電を接続したときは、PCを接続したときとは違って、画面上で管理することはできない。しかし、「APC RS 550」は大型の液晶ディスプレイを備えているので、状況がしっかりと把握できた。
日本は、電力供給量にムラが少なく、これまでは停電も比較的少なかったため、これまでは電源トラブルに遭遇することが少なかった。感覚がなかったといってもいい。しかし、自然災害による電源トラブルは、いつ発生するかわからない。しかも、この先、寒くなってくると、エアコンやヒーターを使う機会が増え、単純に家のブレーカーが落ちてしまうことも十分にあり得る話だ。
そんなとき、UPSが接続してあれば、大切なデータを失ったり、デジタル家電を破損したりというリスクがなくなる。まさに、備えあれば憂いなし、転ばぬ先の杖――UPSは、そんな製品だ。車を運転するときに保険に入るように、デジタル家電を使うなら、UPSを設置しておくと安心だ。
最後に、オトク情報を一つ。「APC RS 550」を販売するシュナイダーエレクトリックでは、UPSを購入してユーザー保証登録すると、東北地方のグルメや旅行が抽選で200人に当たる「がんばろう東北! 復興応援キャンペーン」を12月31日まで開催している。(デジタル&家電ライター・コヤマタカヒロ)
UPSの「APC RS 550」
自宅用で設置できるハードルの低さが魅力
そもそもUPSは、急に電源が途絶したときに、サーバーなどを正常にシャットダウンするための機器で、企業が社内システムのトラブルを防ぐために導入するケースが多い。家庭で導入するには、「価格が高い」「設置の仕方がわからない」など、これまではややハードルが高く、しかもデザイン性に乏しい製品が多かった。
ところが「APC RS 550」は、PCやサーバーと接続できるだけでなく、ブルーレイディスク(BD)レコーダーや薄型テレビなど、AV機器との接続にも対応。リビングにあるAVラックに収まるコンパクトサイズで、AV機器と並べても違和感のないデザインだ。
まずは、仕事場にあるデスクトップPCにつなぐ。デスクトップPCの電源ケーブルを背面のマスタコンセントに接続し、付属のUSBインターフェースケーブルをPCと「APC RS 550」に接続。さらに、付属の管理ソフト「Power Chute Personal Edition」をデスクトップPCにインストールすると、停電が起きたときにPCを自動的にシャットダウンできるようになる。
バッテリ状態を管理する「Power Chute Personal Edition」。マスタとなるPCにインストールする
試しにUPSの電源ケーブルを抜くという暴挙に出たところ、「APC RS 550」本体のアラートが鳴り、PCのモニタには警告画面が出て、バッテリによる残りの駆動時間が示された。AC電源が絶たれたことで、瞬時にバッテリ駆動に切り替わり、正常なシャットダウンのための時間を稼いでいるわけだ。
UPSへの電源供給が絶たれたことを示すアラート。自動終了もできる
デジタル機器も守る必須アイテム
続いて、「APC RS 550」を自宅のリビングにある液晶テレビとBDレコーダーに接続した。いまやデジタル家電も、PCと同じか、もしくはそれ以上に電源を管理しなければならない。BDレコーダーでテレビ番組を録画しているときに停電になると、最悪の場合、HDDが破損する可能性があるからだ。また、落雷による過電圧で高価なデジタル家電が壊れることも珍しくない。
BDレコーダーのトラブル回避に最適
デジタル家電を接続したときは、PCを接続したときとは違って、画面上で管理することはできない。しかし、「APC RS 550」は大型の液晶ディスプレイを備えているので、状況がしっかりと把握できた。
液晶画面が大きくて状況がわかりやすい
日本は、電力供給量にムラが少なく、これまでは停電も比較的少なかったため、これまでは電源トラブルに遭遇することが少なかった。感覚がなかったといってもいい。しかし、自然災害による電源トラブルは、いつ発生するかわからない。しかも、この先、寒くなってくると、エアコンやヒーターを使う機会が増え、単純に家のブレーカーが落ちてしまうことも十分にあり得る話だ。
そんなとき、UPSが接続してあれば、大切なデータを失ったり、デジタル家電を破損したりというリスクがなくなる。まさに、備えあれば憂いなし、転ばぬ先の杖――UPSは、そんな製品だ。車を運転するときに保険に入るように、デジタル家電を使うなら、UPSを設置しておくと安心だ。
最後に、オトク情報を一つ。「APC RS 550」を販売するシュナイダーエレクトリックでは、UPSを購入してユーザー保証登録すると、東北地方のグルメや旅行が抽選で200人に当たる「がんばろう東北! 復興応援キャンペーン」を12月31日まで開催している。(デジタル&家電ライター・コヤマタカヒロ)