これ1台で奥行きのあるサウンドを体験! 三菱電機「REAL」MDR2シリーズで映像生活を満喫した
コンパクトなボディにブルーレイディスク(BD)ドライブと録画用HDD、さらにウーファーを含む10基のスピーカーを搭載した三菱電機の薄型テレビ「REAL」MDR2シリーズ。薄型テレビの弱点といわれる「音質」の向上にこだわり、これ1台でテレビやBDのコンテンツなどを高画質・高音質で存分に楽しめる総合力の高さが魅力だ。画面サイズ46V型の「LCD-46MDR2」で、奥行きのあるサウンドと使いやすさを体験した。
薄型テレビは、スリムなボディであるがゆえに、スピーカーを組み込むスペースにどうしても制約があり、内蔵スピーカーの性能とその音質には、ある程度の妥協が必要といわれている。実際に多くの薄型テレビは、テレビ単体では地デジの5.1chサラウンドの高音質を充分に生かしきれていないのが実情だ。しかも、大画面であればあるほど、画質と音質のバランスに開きがあると感じてしまう。
そんな不満を抱いて、サラウンドシステムやラックタイプのオーディオシステムを別に購入する人も多い。しかし、こちらはこちらで設置スペースを取るし、コストもかかる。「そこまでしなくていいけれど、せっかくの大画面だから、できるだけいい音で楽しみたい」といった人も多いはず。「LCD-46MDR2」は、そんな人にオススメなのだ。
「LCD-46MDR2」は、センタースピーカーを4基、サイドスピーカーを左右に2基ずつ、さらにウーファーが左右1基ずつの10連マルチスピーカー「DIATONEサラウンドスピーカーシステム」を内蔵。テレビだけで5.1chの本格サラウンド感を楽しめる。しかも、BDドライブと録画用HDDを内蔵し、3D映像にも対応しているという充実のスペックを誇る。ボディは、一般的な薄型タイプとほとんど変わらずコンパクトで、映像関連機器を1台でシンプルにまとめたいという人にピッタリだ。
音質は、静かな環境で視聴すると、これまでの薄型テレビとの違いがはっきりとわかる。音の厚みや立体感がまったく違う。一般的な内蔵ステレオスピーカーだと、左右の音のメリハリは認識できても、さまざまな音が一つに混ざったような感じになってしまうが、「LCD-46MDR2」では、音の一つひとつが奥行きをもって、直接耳に伝わってくる。
音楽のライブ映像では、ドラムやベース、会場の歓声などの音がそれぞれクリアに聞こえてくる。これらの音が主張しながら重なり合って奥行きのある音場を形成し、映像とともに再現する。また、スポーツやアクション映画では、左右2基の内蔵ウーファーが効果を高める。地響きや歓声などを迫力ある重低音で再現し、まるでその場にいるような臨場感が楽しめるのだ。もちろん、ニュースやバラエティ番組にも有効で、BGMにかぶさったコメントもクリアに聞き取ることができる。
内蔵のスピーカーは、カーボンナノチューブを採用した新開発の「DIATONE NCVスピーカー」で、原音を忠実に、クリアに再生する。そのすぐれた再現性から、同じ映像を他社の薄型テレビと聞き比べると、「LCD-46MDR2」が微細な音まできちんと再生していることがわかった。サウンドの厚みが違うのだ。
さらに「LCD-46MDR2」は、独自のサラウンド回路をもつ音場形成システム「新DIATONEサラウンド5.1」や音声補間の「DIATON HD」などの独自技術を搭載。シアターラックに匹敵する高音質で地デジ番組やBD映画などを楽しむことができる。
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音質に加えて、「LCD-46MDR2」の売りは「操作のしやすさ」。もともと「REAL」シリーズは操作や節電の簡便性を追求した「らく楽アシスト」「節電アシスト」機能を搭載し、デジタル機器に不慣れなシニア層を中心に支持を得てきた。今回、実際に使って、その人気の理由がわかった。
まず、リモコンは、ボタンが大きくてシンプル。テレビ視聴から録画、ダビング、BD再生まで、リモコン一つですべてを操作することができる。しかも、画面に表示するメニューで、さまざまな操作を簡単に選択できるのだ。また、細かい点だが、選択するメニューそのものも、できるだけわかりやすい言葉を使っている。カスタマイズの設定メニューも、「標準設定(自動設定)」をベースにしてシンプル。非常に好感がもてる操作性だった。
BDドライブは、モニタ下の前面にディスクトレイを内蔵し、セットしやすい。画面の向きをリモコンで変更できる「オートターン」機能は、使ってみると便利。さらに、「人感センサー」をはじめとする節電機能もうれしい。そしてなによりもBDドライブと容量1TBの録画用HDDを内蔵し、面倒な配線いらずで簡単にセッティングできるのは大きなメリットだ。「セッティングや操作は苦手」というユーザーに、おすすめできるモデルといえる。
これまで紹介した10連マルチスピーカーで実現する5.1chサラウンドの高音質、BDドライブと録画用HDDの内蔵に加え、黒が締まる「DIAMOND Panel」や高画質回路「新DIAMOND 3D Engine PRO」を採用し、3D対応の高画質を備えた「LCD-46MDR2」は、映像生活を満喫できる“オールインワン”タイプのリビングテレビとして、非常に魅力的だ。しかも、誰でも簡単に操作できる機能を兼ね備えたその総合力は高く評価できる。
さらに、「LCD-46MDR2」の実勢価格は28万円前後。テレビとBDレコーダー、シアターラックを別々に購入した場合と比較して、明らかに安く、コストパフォーマンスは非常に高い。リビングの新しい視聴環境の有力モデルとして、この「MDR2」シリーズは検討する価値は十分にある。(オフィス・トム 石川貢士)
「REAL」MDR2シリーズの46V型「LCD-46MDR2」
内蔵スピーカーだけで5.1chサラウンドに対応
薄型テレビは、スリムなボディであるがゆえに、スピーカーを組み込むスペースにどうしても制約があり、内蔵スピーカーの性能とその音質には、ある程度の妥協が必要といわれている。実際に多くの薄型テレビは、テレビ単体では地デジの5.1chサラウンドの高音質を充分に生かしきれていないのが実情だ。しかも、大画面であればあるほど、画質と音質のバランスに開きがあると感じてしまう。
そんな不満を抱いて、サラウンドシステムやラックタイプのオーディオシステムを別に購入する人も多い。しかし、こちらはこちらで設置スペースを取るし、コストもかかる。「そこまでしなくていいけれど、せっかくの大画面だから、できるだけいい音で楽しみたい」といった人も多いはず。「LCD-46MDR2」は、そんな人にオススメなのだ。
「LCD-46MDR2」は、センタースピーカーを4基、サイドスピーカーを左右に2基ずつ、さらにウーファーが左右1基ずつの10連マルチスピーカー「DIATONEサラウンドスピーカーシステム」を内蔵。テレビだけで5.1chの本格サラウンド感を楽しめる。しかも、BDドライブと録画用HDDを内蔵し、3D映像にも対応しているという充実のスペックを誇る。ボディは、一般的な薄型タイプとほとんど変わらずコンパクトで、映像関連機器を1台でシンプルにまとめたいという人にピッタリだ。
10連マルチスピーカーで音質の違いを実感
音質は、静かな環境で視聴すると、これまでの薄型テレビとの違いがはっきりとわかる。音の厚みや立体感がまったく違う。一般的な内蔵ステレオスピーカーだと、左右の音のメリハリは認識できても、さまざまな音が一つに混ざったような感じになってしまうが、「LCD-46MDR2」では、音の一つひとつが奥行きをもって、直接耳に伝わってくる。
音楽のライブ映像では、ドラムやベース、会場の歓声などの音がそれぞれクリアに聞こえてくる。これらの音が主張しながら重なり合って奥行きのある音場を形成し、映像とともに再現する。また、スポーツやアクション映画では、左右2基の内蔵ウーファーが効果を高める。地響きや歓声などを迫力ある重低音で再現し、まるでその場にいるような臨場感が楽しめるのだ。もちろん、ニュースやバラエティ番組にも有効で、BGMにかぶさったコメントもクリアに聞き取ることができる。
センター4基を中心とした10連マルチスピーカー
内蔵のスピーカーは、カーボンナノチューブを採用した新開発の「DIATONE NCVスピーカー」で、原音を忠実に、クリアに再生する。そのすぐれた再現性から、同じ映像を他社の薄型テレビと聞き比べると、「LCD-46MDR2」が微細な音まできちんと再生していることがわかった。サウンドの厚みが違うのだ。
さらに「LCD-46MDR2」は、独自のサラウンド回路をもつ音場形成システム「新DIATONEサラウンド5.1」や音声補間の「DIATON HD」などの独自技術を搭載。シアターラックに匹敵する高音質で地デジ番組やBD映画などを楽しむことができる。
独自技術の搭載によってシアターラックに匹敵する高音質で楽しめる
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視聴や録画に使いやすいシンプルなリモコン
音質に加えて、「LCD-46MDR2」の売りは「操作のしやすさ」。もともと「REAL」シリーズは操作や節電の簡便性を追求した「らく楽アシスト」「節電アシスト」機能を搭載し、デジタル機器に不慣れなシニア層を中心に支持を得てきた。今回、実際に使って、その人気の理由がわかった。
まず、リモコンは、ボタンが大きくてシンプル。テレビ視聴から録画、ダビング、BD再生まで、リモコン一つですべてを操作することができる。しかも、画面に表示するメニューで、さまざまな操作を簡単に選択できるのだ。また、細かい点だが、選択するメニューそのものも、できるだけわかりやすい言葉を使っている。カスタマイズの設定メニューも、「標準設定(自動設定)」をベースにしてシンプル。非常に好感がもてる操作性だった。
ボタンが大きくて使いやすい「グット楽リモコン」
BDドライブは、モニタ下の前面にディスクトレイを内蔵し、セットしやすい。画面の向きをリモコンで変更できる「オートターン」機能は、使ってみると便利。さらに、「人感センサー」をはじめとする節電機能もうれしい。そしてなによりもBDドライブと容量1TBの録画用HDDを内蔵し、面倒な配線いらずで簡単にセッティングできるのは大きなメリットだ。「セッティングや操作は苦手」というユーザーに、おすすめできるモデルといえる。
ディスクをセットしやすいモニタ下の前面トレイ
リビングテレビとしての総合力は◎
これまで紹介した10連マルチスピーカーで実現する5.1chサラウンドの高音質、BDドライブと録画用HDDの内蔵に加え、黒が締まる「DIAMOND Panel」や高画質回路「新DIAMOND 3D Engine PRO」を採用し、3D対応の高画質を備えた「LCD-46MDR2」は、映像生活を満喫できる“オールインワン”タイプのリビングテレビとして、非常に魅力的だ。しかも、誰でも簡単に操作できる機能を兼ね備えたその総合力は高く評価できる。
さらに、「LCD-46MDR2」の実勢価格は28万円前後。テレビとBDレコーダー、シアターラックを別々に購入した場合と比較して、明らかに安く、コストパフォーマンスは非常に高い。リビングの新しい視聴環境の有力モデルとして、この「MDR2」シリーズは検討する価値は十分にある。(オフィス・トム 石川貢士)