内閣府、「守る力を」ネットワーク公式Facebookページ内にサポーターページを開設

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2011/11/22 22:00

 内閣府は、自分一人の力では解決しにくい八つのテーマについて問題意識を広く共有し、さまざまな情報を発信・共有していくプロジェクト、「守る力を」ネットワークの公式Facebookページ内に、テーマに沿って議論を行う「守る力を」サポーターページを開設した。

「守る力を」ネットワークの公式Facebookページ

 公式Facebookページでは、「減災」「自殺対策」「児童虐待防止」「児童ポルノ対策」「消費者トラブル」「多重債務対策・金融トラブルの解決」「振り込め詐欺」「法テラス」の八つのテーマのうち、主に「減災」「児童虐待防止」「自殺対策」の三つのテーマを取り上げている。

 現在、「守る力を」サポーターページでは、自然災害に対し、被害を完全に封じるのではなく、被害が最小になるよう備える「減災」と「児童虐待防止」に関して、「守る力を」ネットワークに賛同したさまざまな分野の著名人に意見を寄せてもらい、あわせてその分野の専門家のコメントを掲載している。各コメントに対して「いいね!」のクリックやコメントを投稿することもできる。また、11月が「児童虐待防止推進月間」であることから、「児童相談所全国共通ダイヤル」や、赤坂サカスで開催する「オレンジリボン ライトアップイベント」などを紹介している。 

 「オレンジリボン ライトアップイベント」は、児童虐待防止運動(オレンジリボン運動)の啓発と、「児童相談所全国共通ダイヤル」(0570-064-000)の認知拡大を目的に、11月22日18時から11月30日まで、東京・赤坂サカスのサカス坂を児童虐待防止のコンセプトカラーであるオレンジ色にライトアップするイベント。ライトアップの時間帯は毎日17時~24時。

 初日の22日には、小宮山洋子厚生労働大臣とラジオパーソナリティの小島慶子さんを招いてライトアップセレモニーを開催し、トークセッションや「児童虐待防止推進月間」標語の最優秀作品の表彰式などを行った。

「オレンジリボン ライトアップイベント」初日のライトアップセレモニーで、小宮山洋子厚生労働大臣は、児童相談所全国共通ダイヤルを知って欲しいと訴えた

 小島慶子さんの司会のもと、登壇した小宮山大臣が「オレンジリボン ライトアップイベント」の目的などについて説明。続いて、平成23年度「児童虐待防止推進月間」標語『守るのは 気づいたあなたの その勇気』を発表し、この標語を応募した野口結衣さんに、小宮山大臣が表彰状を手渡した。

 ライトアップセレモニーでは、小宮山大臣、小島慶子さん、野口結衣さんが点灯スイッチを押し、サカス坂があざやかなオレンジ色に染まった。二児の母でもある小島慶子さんは、「子育てをしていると、行き詰って子どもに手をあげたくなるような気持ちになることもあります。そんなときに相談できる相手がいるということを知ってほしいです」とコメントした。小宮山大臣は「児童虐待はみなさんに気付いてもらって、通報してもらわないとこの世からなくならない。ぜひ、この番号『児童相談所全国共通ダイヤル』を知ってください。政府としてもしっかりと受け止められるようにします」と、児童虐待防止を強く訴えた。

小宮山大臣、小島慶子さん、野口結衣さんが点灯スイッチを押すと、サカス坂があざやかなオレンジ色に染まった