メルコの第2四半期連結決算は増収減益、デジタル家電周辺機器は拡大するも単価下落が響く
メルコホールディングスは、11月1日、2011年度(12年3月期)第2四半期連結決算説明会を開催した。売上高が前年同期比2.4%増の603億4400万円、営業利益が15.8%減の40億200万円、経常利益が11.9%減の42億4800億円、純利益が12.0%減の25億6600億円で増収減益となった。地上デジタル放送への移行に伴ってデジタル家電周辺機器の需要は拡大したものの、単価下落が響いた。
製品別では、メモリ製品が前年同期25.7%減の64億2300万円。USBメモリが、USB3.0対応モデルのラインアップ拡充で販売台数・売り上げともに増加した一方、メモリが、PC初期搭載メモリの大容量化による追加購入需要の低迷や、単価下落の影響を受けた。
ストレージ製品は、0.4%増の264億3100万円。売上高は微増にとどまったが、外付けHDDを薄型テレビにつないで録画するユーザーの裾野が拡大したことで、台数ベースでは3割増えたという。今後も買い増しなどでロングテールで売れる商品として、拡大に期待する。
ネットワーク製品は、0.4%減の132億5900万円。スマートフォンの拡大を追い風に無線LANが好調だった。売上高は横ばいだったが、台数ベースでは27.7%増加した。
地上デジタルチューナーやHDDレコーダーなどのデジタルホーム製品は、7月のアナログ放送停波に伴う地上デジタルチューナーが好調で、169.5%増の51億9800万円となった。スマートフォンアクセサリを含むサプライ製品は、10.4%増の53億9900万円、DOS/Vパーツやサービスなどの製品は、5.0%減の36億3100万円だった。
11年度通期の連結業績見通しは、売上高が前年比8.3%増の1340億円、営業利益が21.8%減の84億円、経常利益が21.5%減の86億円、当期利益が20.4%減の50億円の見通し。タイで発生した洪水の影響については、「読める範囲で反映したいが、今の時点では通期の見通しに含んでいない」(松尾民男取締役管理本部長)とした。ただし、ストレージの部材調達先であるHDDメーカーや駆動装置メーカーの生産設備が大きな被害を受けているため、「ストレージ市場全体は10~12月に半減する」(松尾取締役)とみて、対策を検討しているという。店頭価格については、「単価アップは避けて通れない」との見解を示した。
製品別では、メモリ製品が前年同期25.7%減の64億2300万円。USBメモリが、USB3.0対応モデルのラインアップ拡充で販売台数・売り上げともに増加した一方、メモリが、PC初期搭載メモリの大容量化による追加購入需要の低迷や、単価下落の影響を受けた。
ストレージ製品は、0.4%増の264億3100万円。売上高は微増にとどまったが、外付けHDDを薄型テレビにつないで録画するユーザーの裾野が拡大したことで、台数ベースでは3割増えたという。今後も買い増しなどでロングテールで売れる商品として、拡大に期待する。
ネットワーク製品は、0.4%減の132億5900万円。スマートフォンの拡大を追い風に無線LANが好調だった。売上高は横ばいだったが、台数ベースでは27.7%増加した。
地上デジタルチューナーやHDDレコーダーなどのデジタルホーム製品は、7月のアナログ放送停波に伴う地上デジタルチューナーが好調で、169.5%増の51億9800万円となった。スマートフォンアクセサリを含むサプライ製品は、10.4%増の53億9900万円、DOS/Vパーツやサービスなどの製品は、5.0%減の36億3100万円だった。
11年度通期の連結業績見通しは、売上高が前年比8.3%増の1340億円、営業利益が21.8%減の84億円、経常利益が21.5%減の86億円、当期利益が20.4%減の50億円の見通し。タイで発生した洪水の影響については、「読める範囲で反映したいが、今の時点では通期の見通しに含んでいない」(松尾民男取締役管理本部長)とした。ただし、ストレージの部材調達先であるHDDメーカーや駆動装置メーカーの生産設備が大きな被害を受けているため、「ストレージ市場全体は10~12月に半減する」(松尾取締役)とみて、対策を検討しているという。店頭価格については、「単価アップは避けて通れない」との見解を示した。