「LinkedIn」の日本語サイトがオープン、日本オフィスも本格稼働

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2011/10/20 18:33

 SNS「LinkedIn」を提供する米リンクトインは、10月20日、日本語サイトを開設したと発表した。日本法人のリンクトイン・ジャパンを設立し、会員層を広げるほか、日本向けの製品開発やパートナーの開拓など、日本でのビジネスを本格化する。

日本語サイトのトップページ

 サイト開設に伴って開催した記者会見で、米リンクトインの日本・アジアパシフィック担当、アーヴィンド・ラジャン バイスプレジデント兼マネージングディレクターが、「優秀でプロフェッショナルな労働者が集まる日本でサイトを立ち上げることができ、非常に喜ばしい」と挨拶。「まずは、メンバー(会員)を増やすことに力を入れる」とした。日本人会員の獲得について、具体的な数字は掲げなかったものの、「各国でプロフェッショナルの70%をメンバーとして獲得している。日本でも、同様の比率は確保したい」との考えを示した。 

アーヴィンド・ラジャン バイスプレデジント

 同社のいう「プロフェッショナル」とは、「ホワイトカラーで、しかもキャリアを高めたいという意欲がある人」(ラジャン・バイスプレジデント)。日本では、ビジネスでもFacebookがよく使われているが、ビジネスとプライベートの垣根をつくることがリンクトインのポジショニングと判断しており、「Facebookは、ワールドワイドでプライベートでの利用が多い」と、日本でもビジネスで利用するSNSとしてリンクトインのサービスが広まることを示唆した。

 リンクトインのサービスは、取引先やアライアンス先の開拓を目的とするビジネスマッチングがメイン。会員は学歴や職歴、スキルなどを詳細に記入したうえで、人脈をつくったり、コミュニティをつくって情報を交換したり、膨大な情報から「場所」「会社」「業種」などのフィルターでデータを取得したりできる。会員は世界に1億2000万人。