10月14日、ソフトバンクモバイルとKDDIは、アップル製スマートフォン「iPhone 4S」を発売した。東京・銀座にあるアップル直営店「Apple Store Ginza」では、同日午前8時から「iPhone 4S」の販売を開始。8時のオープンには約800人が並び、その後も続々と「iPhone 4S」購入待ちの列に加わっていった。

　今回、全国に7店舗あるアップル直営店「Apple Store」では、事前の予約を受け付けず、発売日の10月14日午前8時から先着順で販売するとアナウンスしていた。このため、国内初の直営店でアップルの顔ともいえる基幹店「Apple Store Ginza」には、発売日に確実に「iPhone 4S」を手に入れたいと思う人々が前日や早朝から列をつくり、さらにその様子を取材しようとメディア関係者が多数集まっていた。トラブル防止のためか、入り口付近には、パトカーや警官も待機していた。

　列の先頭に並んだ男性は、10月11日の朝10時から並んで待っていたという。購入したのは、KDDI版の「iPhone 4S」16GBモデル（ブラック）。新規契約だったが、KDDI側のシステムに何らかのトラブルがあったらしく、「だいぶ待たされた」と苦笑していた。

　メディア関係者に対応していたアップルの広報担当によると、「Apple Store Ginza」では、しばらくは先着順による当日販売を行う予定だという。今、列に並んでいる人全員が購入できるのか、いつまで当日販売を実施するか、どのキャリアのどのモデルの在庫が潤沢か、契約手続きにどれくらい時間がかかるのかなどは、発売直後の時点ではまったくわからないとのことだが、予約なしでいち早く手に入れたい人は、自宅や職場から遠くても出向く価値はあるだろう。

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