日立アプライアンスは、洗濯のたびに洗濯槽の裏側などに付着した皮脂汚れや洗剤カスなどを洗い流す「自動おそうじ」機能や、ヒーターを使用しないで乾燥する「ヒーターレス節電乾燥」機能を備えた直径63cm「直径ビッグ槽」のドラム式洗濯乾燥機「ヒートサイクル 風アイロン ビッグドラム」を10月22日に発売する。

　また同時に、「自動おそうじ」機能や「ヒーターレス節電乾燥」機能を備え、直径約53×奥行き39cmの「奥行ビッグ槽」で設置性が向上した「ビッグドラム スリムBD」を発売する。 

　「自動おそうじ」機能は、最終すすぎの際にドラム（内槽）を高速回転しながら、上部に設けた16か所の穴から水道水をシャワーで出し、外槽前カバーの裏側とドラム前部の汚れを洗い流す。さらに、シャワーから出した水を外槽の底部にためて、ドラムを高速回転することで、ドラム外側や外槽内側の汚れを取る。

　乾燥機能は、直径63cmのドラム「直径ビッグ槽」内で、時速約300kmの高速風で衣類のシワを伸ばす「風アイロン」と、運転時に発生する熱を回収して乾燥時の温風に再利用する「ヒートサイクル乾燥」方式を組み合わせ、ヒーターを使用しないで乾燥する「ヒーターレス節電乾燥」を採用。6kgの洗濯から乾燥時の消費電力量は、標準コースの約890Whから約850Whに、最大消費電力は標準コースの1300Wから490Wに抑えている。

　洗濯機能は、三つのセンサでドラムの回転速度や使用水量をコントロールする「センサービッグドラム洗浄」を採用するとともに、洗剤液を衣類に浸透させるシャワーの散布幅を、従来比で約1.4倍に拡大した「循環ワイドシャワー」を搭載する。

　「ビッグドラム」は、洗濯容量10kg/9kg、それぞれ左開き/右開きの4モデルをラインアップ。また、「ビッグドラム スリム」は洗濯容量9kg。

　サイズは、「ビッグドラム」の洗濯容量10kgモデル（BD-V9400L/V9400R）と洗濯容量9kgモデル（BD-V5400L/V5400R）が、ともに幅735×高さ1060×奥行き620mmで、重さは約89kg。「ビッグドラム スリム」（BD-S7400L/S7400R）は、幅630×高さ1050×715mmで、重さは約83kg。

　カラーは、「BD-V9400L（左開き）」がシャンパン/パールホワイトの2色。「BD-V9400R（右開き）」はシャンパンのみ。「BD-V5400L（左開き）」はライトベージュ/ライトグレーの2色。「BD-V5400R（右開き）」はライトベージュのみ。「BD-S7400L（左開き）」は、シャンパン/パールホワイト/メタリックブラックの3色。「BD-S7400R（右開き）」はシャンパンのみ。

　価格はいずれもオープンで、実勢価格は「BD-V9400L/V9400R」が30万円前後、「BD-V5400L/V5400R」が26万円前後、「BD-S7400L/S7400R」が28万円前後の見込み。