PCI Express Gen3スロット搭載でインテルの次世代22nm CPUに対応! 拡張性が魅力のマザーボード「GA-Z68XP-UD4/G3」
CPUやグラフィックボード、HDD、メモリなど、好きなパーツを自由に組み合わせて自分仕様のPCをつくる――。これが自作PCの醍醐味だ。高性能のパーツを組み込めば、お気に入りのPCを長く使い続けることができる。そのパーツの土台になるのがマザーボード。チップセットを積み、CPUやメモリなどを収めるソケットを備えるPCの基盤だ。このマザーボードに、どんなパーツを積むことができるのかが、すなわちマザーボードの「性能」ということになる。そんな拡張性の高さから注目したいマザーボードが、日本ギガバイトの「<a href="http://www.gigabyte.jp/products/product-page.aspx?pid=3977#ov" target="_blank">GA-Z68XP-UD4/G3(国内型番)</a>」だ。
「GA-Z68XP-UD4/G3」のCPUソケットは「LGA1155」で、Intel Core i7/i5/i3、Intel Pentium、Intel Celeronに対応。さらに、インテルが22nmプロセスルールで開発する次世代CPUにも対応している。
チップセットは、今年5月に登場した「Intel Z68 Express」を採用。従来モデルの「Intel H67」と「Intel P67」のいいところだけを取って、これからの定番になるとの呼び声が高いチップセットだ。「Intel H67」を継承しながら内蔵GPU機能をサポートしていることに加え、「CrossFireX」や「SLI」にも対応し、CPUのオーバークロックといった「Intel P67」の特徴も受け継いでいる。
パフォーマンスと省エネ性を両立するソフトウェア「LucidLogix Virtu」を利用することもできる。ウェブサイトの閲覧やメールなどの低負荷作業の場合は低消費電力のCPU内蔵グラフィックスを、3Dゲームなどの負荷の重い作業は処理能力の高いグラフィックボードを稼働させることで、パフォーマンスと低消費電力を両立している。
拡張インターフェースも十分だ。Serial ATA 6Gb/s×2、Serial ATA 3Gb/s×4、IEEE 1394aコネクタ×1、USB2.0/1.1コネクタ×3(6ポート出力可能)、対応機器が増えつつあるUSB3.0コネクタ×1(2ポート出力可)も搭載している。また、拡張スロットには、PCI Express Gen3を採用。従来のGen2に比べて、2倍の帯域を利用して、グラフィックボードで高いパフォーマンスを発揮する。
「GA-Z68XP-UD4/G3」が搭載するチップセット「Intel Z68 Express」は、HDDを高速化する技術「Intel Smart Response Technology(ISRT)」に対応している。これは、SSDをキャッシュ置き場として利用して高速にHDDの読み書きを行うもので、安価なHDDの高速化を実現する技術として注目を集めている。
しかし、問題もある。それは、設定に手間がかかるということ。「ISRT」を利用するには、BIOSとWindowsの両方で設定する必要があるが、BIOSの設定は、自作初心者には敷居が高い。さらに、Windowsを設定するには、OSごと再インストールしなければならない。
___page___
そんな問題を簡単に解決してくれるソフトが、ギガバイトのマザーボードに付属するユーティリティ「EZ Smart Response Technology」だ。使い方は非常に簡単。「EZ Smart Response Technology」を起動して、表示画面で「OK」ボタンをクリックする。あとは、システムを再起動すれば、「ISRT」が有効になる。
「EZ Smart Response Technology」は、ギガバイトのマザーボード専用のユーティリティ。「ISRT」に興味があるなら、「GA-Z68XP-UD4/G3」をはじめとするギガバイトのマザーボードを選ぶきっかけになる。
また、マザーボードの設定を変更する場合、どうしても必要となるのがBIOSだ。一般的になじみがないうえに、キーボードでしか操作することができず、自作PCの世界へと足を踏み出す際の障壁になっていた。ところが、「GA-Z68XP-UD4/G3」では、そんな常識を打ち破っている。それが「Touch BIOS」だ。マウスでWindowsのソフトを操作するようにBIOS設定を変更することができる。気軽にBIOS設定の変更に加え、タッチディスプレイの場合だとiPhoneを操作するようにBISOを設定することができるので非常に簡単だ。
今年の夏は大規模停電などの大過はなかったが、この冬には、再び節電に注目が集まりそうだ。そうでなくても、電気の消費量はできるだけ少なく抑えたいもの。そこで役立つのが、節電用ユーティリティの「GIGABYTE TDP ユーティリティ」だ。負荷の軽い作業のときはCPUのコアの一部を停止したり、利用していないIEEE1394ポートやSATAの機能を止めたりすることで、電力を節約することができる。
拡張性の高さと将来性、使いやすさの三拍子が揃ったマザーボード「GA-Z68XP-UD4/G3」。2万円以下という価格も魅力だ。リーズナブルに長く付き合えるPCを自作したいなら、「GA-Z68XP-UD4/G3」がオススメだ。(フリーライター・星政明)
ギガバイトの「GA-Z68XP-UD4/G3」
最新のチップセットに対応、来年に登場予定の新CPUにも
「GA-Z68XP-UD4/G3」のCPUソケットは「LGA1155」で、Intel Core i7/i5/i3、Intel Pentium、Intel Celeronに対応。さらに、インテルが22nmプロセスルールで開発する次世代CPUにも対応している。
22nmプロセスルールで開発するインテルの次世代CPUに対応した「LGA1155」のソケット。周囲を囲むヒートシンクがスタイリッシュ
チップセットは、今年5月に登場した「Intel Z68 Express」を採用。従来モデルの「Intel H67」と「Intel P67」のいいところだけを取って、これからの定番になるとの呼び声が高いチップセットだ。「Intel H67」を継承しながら内蔵GPU機能をサポートしていることに加え、「CrossFireX」や「SLI」にも対応し、CPUのオーバークロックといった「Intel P67」の特徴も受け継いでいる。
パフォーマンスと省エネ性を両立するソフトウェア「LucidLogix Virtu」を利用することもできる。ウェブサイトの閲覧やメールなどの低負荷作業の場合は低消費電力のCPU内蔵グラフィックスを、3Dゲームなどの負荷の重い作業は処理能力の高いグラフィックボードを稼働させることで、パフォーマンスと低消費電力を両立している。
外部インターフェースが充実
拡張インターフェースも十分だ。Serial ATA 6Gb/s×2、Serial ATA 3Gb/s×4、IEEE 1394aコネクタ×1、USB2.0/1.1コネクタ×3(6ポート出力可能)、対応機器が増えつつあるUSB3.0コネクタ×1(2ポート出力可)も搭載している。また、拡張スロットには、PCI Express Gen3を採用。従来のGen2に比べて、2倍の帯域を利用して、グラフィックボードで高いパフォーマンスを発揮する。
PCI Express Gen3対応のチップを搭載
ユーティリティソフトの充実にも注目
「GA-Z68XP-UD4/G3」が搭載するチップセット「Intel Z68 Express」は、HDDを高速化する技術「Intel Smart Response Technology(ISRT)」に対応している。これは、SSDをキャッシュ置き場として利用して高速にHDDの読み書きを行うもので、安価なHDDの高速化を実現する技術として注目を集めている。
しかし、問題もある。それは、設定に手間がかかるということ。「ISRT」を利用するには、BIOSとWindowsの両方で設定する必要があるが、BIOSの設定は、自作初心者には敷居が高い。さらに、Windowsを設定するには、OSごと再インストールしなければならない。
___page___
そんな問題を簡単に解決してくれるソフトが、ギガバイトのマザーボードに付属するユーティリティ「EZ Smart Response Technology」だ。使い方は非常に簡単。「EZ Smart Response Technology」を起動して、表示画面で「OK」ボタンをクリックする。あとは、システムを再起動すれば、「ISRT」が有効になる。
わずか数クリックで「ISRT」を有効にすることができる
「EZ Smart Response Technology」は、ギガバイトのマザーボード専用のユーティリティ。「ISRT」に興味があるなら、「GA-Z68XP-UD4/G3」をはじめとするギガバイトのマザーボードを選ぶきっかけになる。
また、マザーボードの設定を変更する場合、どうしても必要となるのがBIOSだ。一般的になじみがないうえに、キーボードでしか操作することができず、自作PCの世界へと足を踏み出す際の障壁になっていた。ところが、「GA-Z68XP-UD4/G3」では、そんな常識を打ち破っている。それが「Touch BIOS」だ。マウスでWindowsのソフトを操作するようにBIOS設定を変更することができる。気軽にBIOS設定の変更に加え、タッチディスプレイの場合だとiPhoneを操作するようにBISOを設定することができるので非常に簡単だ。
省エネ対応ユーティリティでエコな生活も
今年の夏は大規模停電などの大過はなかったが、この冬には、再び節電に注目が集まりそうだ。そうでなくても、電気の消費量はできるだけ少なく抑えたいもの。そこで役立つのが、節電用ユーティリティの「GIGABYTE TDP ユーティリティ」だ。負荷の軽い作業のときはCPUのコアの一部を停止したり、利用していないIEEE1394ポートやSATAの機能を止めたりすることで、電力を節約することができる。
「GIGABYTE TDP ユーティリティ」は不要なデバイスを停止して節電
拡張性の高さと将来性、使いやすさの三拍子が揃ったマザーボード「GA-Z68XP-UD4/G3」。2万円以下という価格も魅力だ。リーズナブルに長く付き合えるPCを自作したいなら、「GA-Z68XP-UD4/G3」がオススメだ。(フリーライター・星政明)