KDDIは、9月26日、auの2011年秋冬モデル製品発表会を開催した。発表会で田中孝司社長は、アップルのiPhone 5をauが発売すると報じられたことに関して、「この件に関してはノーコメント」との答えに終始した。

　2011年秋冬モデルでは、WiMAX搭載モデルを拡充。田中社長は、「お客様の欲しい未来をかなえたいという思いから、これまではワクワク感をコンセプトにしてきた」と述べたうえで、スマートフォンの需要が広がっているなか、個人によって欲しい端末が異なってきており、「これからは、『未来は、選べる。』をauのコンセプトに据える」と説明した。「キャリアが垂直モデルで製品を提供するのはいかがなものか、お客様がイメージしたものを提供するべきだと考えた結果、このコンセプトを掲げることにした」とした。auは、スマートフォンでAndroidとWindows Phoneの二つのOSをカバー。田中社長は、「キャリアが選べる自由を提供する環境をつくっていかなければならない」と訴えた。

　三つ目のOSになるiOS、すなわちiPhoneに関しては、「多数の問い合わせがあったが、ノーコメント」。いくつかの質問にも、「私の口からはノーコメントとしか申し上げられない」とした。「選べる自由」をコンセプトに据えたということは、「三つ目のOS」つまりiPhone 5販売の可能性は極めて高い。ただ、KDDIのiPhone取り扱い正式発表は、アップルが近々に行うiPhone 5の発表を待ってということになりそうだ。

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