カシオ、タッチパネルを搭載しPCなしで印刷できるハガキ&フォトプリンタ「PCP-2000」

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2011/09/09 11:57

 カシオ計算機は、PCを使わずにハガキや写真を印刷できるハガキ&フォトプリンタ「プリン写ル」シリーズの新製品として、8型カラー液晶を搭載した「プリン写ル PCP-2000」を10月13日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は5万5000円前後の見込み。また、3.5型液晶搭載の「プリン写ル PCP-500」は、9月22日に発売。価格はオープンで、実勢価格は4万円前後の見込み。

プリン写ル PCP-2000

 従来機の約1.5倍の大きさと約3倍の解像度をもつ8型液晶画面を搭載。ハガキを作成するときには、作成状況や手順など、完成までのステップをわかりやすく表示する。画像の一覧表示は、1画面に12枚(「PCP-1400」は8枚)表示でき、目的の画像を選びやすくなった。また写真トリミング時は、同時に印刷イメージを表示し、できあがりのイメージを確認しながら作業ができる。

 液晶画面はタッチパネルで、画面のアイコンや文字をタッチして、直感的に操作できる。音声ガイド機能で、初心者でも簡単にハガキの作成や写真のアレンジを行うことができる。

 

 写真データを絵画調に変換する「絵画変換機能」を強化。これまでの「水彩」「油彩」「色鉛筆」「パステル」に、線を使わずごく軽いタッチで描く「淡彩点描」、布地に糸で作成したような「ししゅう」、型紙を使うステンシル技法の「シルクスクリーン」、ツヤがなくしっとりとした「ガッシュ」を追加した。

 1000種類の年賀状デザインを収録したSDカード「年賀状イラスト集2012」が付属するほか、年賀状260種、暑中・寒中見舞いや結婚・出産のお祝いなどのデザインを192種内蔵。デザインを選択するだけで、簡単にハガキを作成することができる。テキストやイラストなどのパーツを組み合わせた文面の作成や、写真にタッチペンで手書き文字を加えたり、内蔵のスタンプを配置したりするアレンジにも対応する。

 ハガキの宛名は、郵便番号から自動で呼び出すことができ、PCの住所録(Jアドレス形式/CSV形式)をメモリカード経由で、約1000件まで登録できる。毛筆流麗体や丸ゴシック体など、用途や送り先に合わせて選べるアウトラインフォントを5書体内蔵する。

 対応メディアは、SD/SDHC/MMC/miniSD/miniSDHC/microSD/microSDHC/コンパクトフラッシュ(Type I/Type II)/メモリースティック/メモリースティックPRO/メモリースティックデュオ/メモリースティックデュオPRO/xD-ピクチャーカード(TypeM/TypeM+を含む)。なお、miniSD/miniSDHC/microSD/microSDHCには、市販のアダプタが必要。

 サイズは幅263.0×高さ156.5×奥行き164.0mmで、重さは約2.5kg(本体のみ)。

 「PCP-500」は、3.5型液晶を採用し、「絵画変換機能」や手書き文字、スタンプ機能は搭載しない。対応メディアは「PCP-2000」と同じ。サイズは幅263×高さ156×奥行き164mm、重さは約2.2kg(本体のみ)。

プリン写ル PCP-2000