ソニーは、長期間繰り返して使える家庭用蓄電池（ホームエネルギーサーバー）として、「CP-S300E」（50Hz出力）と「CP-S300W」（60Hz出力）を、10月に発売する。価格はオープンで、実勢価格はどちらも15万円前後の見込み。

　コンパクトで、スペースの限られた部屋への設置や移動が簡単な蓄電池。家庭用コンセントから直接充電でき、貯めた電気の残量をワンタッチで確認できる。

　貯めた電気は、本体側面の二つのコンセントから、AC電源で駆動する家庭用機器に直接供給。出力ボタンを押すだけで供給を開始する。電池容量は約300w時で、LEDなどの照明器具なら約10時間、扇風機なら約5時間、液晶テレビなら約2時間半の使用できる。スマートフォンなら約30回の充電が可能。

　搭載する電池は、安全性の高いオリビン型リン酸鉄リチウムイオン二次電池で、繰り返し長期間使用できる。過電流防止機能や保護タイマー、異常温度・異常出力検知機能など、安全のためのさまざまな機能を備える。充電時間は約6時間。サイズは幅210×高さ350×奥行き270mmで、重さは約12kg。