マカフィー、個人のスマートフォンへの職場でのセキュリティ対策を解説

ニュース

2011/08/04 18:42

 マカフィーは、従業員が個人で所有するスマートフォンやタブレット端末などのコンシューマ向けのモバイルデバイスが企業のIT部門に浸透し、企業ネットワークへのアクセスが避けられない状況で、企業がどのようなセキュリティ対策を施すべきかを自社ブログで解説している。

 モバイルデバイスは紛失や盗難の危険があり、また個人所有のデバイスの多くはマルウェア対策が不十分で、従業員のモバイルデバイスを企業ネットワークに接続することは非常に危険だ。

 一方で、モバイルデバイスの浸透によって、これまでファイアウォールで区切られていた企業の情報ネットワークの境界が不明確になっている。そのため、従来のデータセンター中心のクライアントやサーバー、固定回線インフラに依存していた企業のセキュリティ対策よりも、さらに複雑なセキュリティが要求される。

 マカフィーは、企業に求められるセキュリティ対策として、ファイアウォールやネットワーク不正侵入対策システムを配備し、すべてのデバイス、とりわけモバイルアプリケーションが送受信するトラフィックを管理・監視できるよう設定することを挙げている。

 また、企業ネットワークに接続する際に、デバイスにセキュリティツールをインストールし、IT標準の遵守を徹底するネットワークアクセス制御や、アプリケーションインフラやデータがサーバーを保持したままで利用できる仮想デスクトップの導入を勧めている。

 マカフィーは「モバイルデバイスを企業全体のセキュリティに組み込み、他のエンドポイントと一緒に監視してレポートを作成し、他のエンドポイントと一緒にマルウェア対策のようなテクノロジーを配備し、他のエンドポイントと同様にモバイルデバイスのウェブアクセスを保護し、データ漏えいを防ぐこと」が重要だとしている。