ドコモ版「Xperia acro」が3週連続1位! 最新の携帯電話ランキング(集計期間2011年7月18日~7月24日)
家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」の最新の週次データにもとづき、話題の新製品の順位などのトピックスをお届けする。今回は、「携帯電話」と「デジタル一眼カメラ」をピックアップ。携帯電話では、7月第1週以降、3週連続で、NTTドコモのスマートフォン「Xperia acro」「GALAXY S II」がワンツーフィニッシュを飾っている。
・6月第3週の記事(携帯電話&タブレット)
・6月第4週の記事(携帯電話&スマートフォン用ケース)
2011年7月第3週(7月18日~24日)の携帯電話の週間ランキングでは、7月9日発売のNTTドコモのAndroid搭載スマートフォン「Xperia acro SO-02C」が3週連続の1位を獲得した。発売直後に一気に大量に売れる「初動型」の機種が多いなか、「Xperia acro SO-02C」は、この3週間、販売台数はほとんど変わらず、高い水準を維持。シェアも、発売日を含む7月第1週(7月4日~10日)の14.7%から7月第2週(7月11日~17日)は16.0%へアップし、7月第3週も14.9%と、唯一二、ケタのシェアを獲得し、2位以下を引き離している。
2位は、同じくNTTドコモのAndroid搭載スマートフォン「GALAXY S II SC-02C」だった。「Xperia acro SO-02C」に1位の座を奪われて以降、2位に甘んじてはいるが、発売日1日間の販売台数や、発売からこれまでの累計販売台数は「Xperia acro SO-02C」を上回っており、ドコモの2011年夏モデルのなかで、「Xperia acro」と人気を二分しているといっていいだろう。
前週(7月第2週)は、この2機種に続き、7月15日発売の耐衝撃・防水・防塵のタフネススマートフォン「G'zOne IS11CA」がシェア5.1%で3位に入ったが、今週はシェア1.7%で13位に急落した。auの「INFOBAR A01」は、前週と同じ5位をキープ。「iPhone 4」の16GBモデルは6位から4位へ、同32GBモデルは10位から8位へ、auの「XPERIA acro IS11S」は11位から10位へ、それぞれ順位を上げた。
以前よりだいぶ改善したとはいえ、店舗や機種、カラーによっては、「予約受付中・入荷時期未定」となっており、いざ買おうと思っても、入手するまで待たされることもある。順位は、こうした在庫状況に左右される面も大きく、3位以下は、週ごとに順位が入れ替わる混戦模様になりそうだ。
KDDI(au)は、7月27日、OSに「Windows Phone 7.5(コードネーム:Mango)」を搭載したスマートフォン「Windows Phone IS12T」を、今年9月以降に発売すると発表した。今後、スマートフォンは、アップルの「iOS」、複数のメーカーの多くの機種が採用するGoogleの「Android」、そして日本では未発売だったマイクロソフトの「Windows Phone」の三つのOSが競うことになる。国内でのWindows Phone端末の発売が確定したことで、Androidに傾きつつあった状況が一転する可能性も出てきた。
→7月第4週の記事(携帯電話&データ端末・データカード)
続いて、デジタル一眼カメラ(レンズ交換式デジタルカメラ)を紹介しよう。7月第3週のシリーズ別1位はニコンのデジタル一眼レフカメラ「D3100」が獲得。続いて、2位には、7月22日発売のオリンパスのミラーレス一眼「OLYMPUS PEN E-P3」が入った。また、7月8日発売のパナソニックのミラーレス一眼「LUMIX DMC-GF3」も前週12位から8位に順位を上げ、初めてトップ10入りを果たした。
カラーバリエーションやレンズキットなどの違いを合算したシリーズ別ではなく、それらを別々にカウントした機種別集計では、「OLYMPUS PEN E-P3」のツインレンズキットのシルバーが6位、レンズキットのシルバーが9位にランクイン。好調なスタートを切ったといえるだろう。(BCN・嵯峨野 芙美)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。
*当サイトで公開している「週間ランキング」は、「BCNランキング」に基づき、週1回、毎週火曜日の午後に最新データ(前週月曜日~日曜日の1週間の週次データ)に更新しています。更新時期やスケジュールなど、詳細はこちらでご確認ください。
・6月第3週の記事(携帯電話&タブレット)
・6月第4週の記事(携帯電話&スマートフォン用ケース)
ドコモの「Xperia acro」と「GALAXY S II」が人気を二分
2011年7月第3週(7月18日~24日)の携帯電話の週間ランキングでは、7月9日発売のNTTドコモのAndroid搭載スマートフォン「Xperia acro SO-02C」が3週連続の1位を獲得した。発売直後に一気に大量に売れる「初動型」の機種が多いなか、「Xperia acro SO-02C」は、この3週間、販売台数はほとんど変わらず、高い水準を維持。シェアも、発売日を含む7月第1週(7月4日~10日)の14.7%から7月第2週(7月11日~17日)は16.0%へアップし、7月第3週も14.9%と、唯一二、ケタのシェアを獲得し、2位以下を引き離している。
NTTドコモの「Xperia acro SO-02C」
2位は、同じくNTTドコモのAndroid搭載スマートフォン「GALAXY S II SC-02C」だった。「Xperia acro SO-02C」に1位の座を奪われて以降、2位に甘んじてはいるが、発売日1日間の販売台数や、発売からこれまでの累計販売台数は「Xperia acro SO-02C」を上回っており、ドコモの2011年夏モデルのなかで、「Xperia acro」と人気を二分しているといっていいだろう。
前週(7月第2週)は、この2機種に続き、7月15日発売の耐衝撃・防水・防塵のタフネススマートフォン「G'zOne IS11CA」がシェア5.1%で3位に入ったが、今週はシェア1.7%で13位に急落した。auの「INFOBAR A01」は、前週と同じ5位をキープ。「iPhone 4」の16GBモデルは6位から4位へ、同32GBモデルは10位から8位へ、auの「XPERIA acro IS11S」は11位から10位へ、それぞれ順位を上げた。
auの「G'zOne IS11CA」
以前よりだいぶ改善したとはいえ、店舗や機種、カラーによっては、「予約受付中・入荷時期未定」となっており、いざ買おうと思っても、入手するまで待たされることもある。順位は、こうした在庫状況に左右される面も大きく、3位以下は、週ごとに順位が入れ替わる混戦模様になりそうだ。
順位 | キャリア | メーカー | 品名 | 型番 | タイプ | 販売台数 シェア(%) |
1 | NTTドコモ | ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ | Xperia acro | SO-02C | スマートフォン | 14.9 |
2 | NTTドコモ | SAMSUNG(サムスン電子) | GALAXY S II | SC-02C | スマートフォン | 8.7 |
3 | NTTドコモ | NECカシオモバイルコミュニケーションズ | MEDIAS WP | N-06C | スマートフォン | 4.7 |
4 | SoftBank | アップル | iPhone 4 16GB | iPhone 4 16GB | スマートフォン | 4.3 |
5 | au | シャープ | INFOBAR A01 | SHX11 | スマートフォン | 4.0 |
6 | au | 東芝 | H11T | H11T | 携帯電話 | 3.4 |
7 | NTTドコモ | パナソニック モバイルコミュニケーションズ | P-07B | P-07B | 携帯電話 | 2.9 |
8 | SoftBank | アップル | iPhone 4 32GB | iPhone 4 32GB | スマートフォン | 2.5 |
9 | NTTドコモ | シャープ | AQUOS PHONE | SH-12C | スマートフォン | 2.24 |
10 | au | ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ | XPERIA acro IS11S | IS11S | スマートフォン | 2.20 |
「BCNランキング」2011年7月第3週 週次<最大パネル>
KDDI(au)は、7月27日、OSに「Windows Phone 7.5(コードネーム:Mango)」を搭載したスマートフォン「Windows Phone IS12T」を、今年9月以降に発売すると発表した。今後、スマートフォンは、アップルの「iOS」、複数のメーカーの多くの機種が採用するGoogleの「Android」、そして日本では未発売だったマイクロソフトの「Windows Phone」の三つのOSが競うことになる。国内でのWindows Phone端末の発売が確定したことで、Androidに傾きつつあった状況が一転する可能性も出てきた。
→7月第4週の記事(携帯電話&データ端末・データカード)
オリンパスのミラーレス一眼「OLYMPUS PEN E-P3」が2位に初登場
続いて、デジタル一眼カメラ(レンズ交換式デジタルカメラ)を紹介しよう。7月第3週のシリーズ別1位はニコンのデジタル一眼レフカメラ「D3100」が獲得。続いて、2位には、7月22日発売のオリンパスのミラーレス一眼「OLYMPUS PEN E-P3」が入った。また、7月8日発売のパナソニックのミラーレス一眼「LUMIX DMC-GF3」も前週12位から8位に順位を上げ、初めてトップ10入りを果たした。
オリンパスのミラーレス一眼「OLYMPUS PEN E-P3」
(M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6II R装着時)
(M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6II R装着時)
カラーバリエーションやレンズキットなどの違いを合算したシリーズ別ではなく、それらを別々にカウントした機種別集計では、「OLYMPUS PEN E-P3」のツインレンズキットのシルバーが6位、レンズキットのシルバーが9位にランクイン。好調なスタートを切ったといえるだろう。(BCN・嵯峨野 芙美)
順位 | メーカー | 型番・シリーズ名 | 画素数 (万画素) | 対応マウント | 販売台数 シェア(%) |
1 | ニコン | D3100 | 1420 | ニコンF | 11.2 |
2 | オリンパス | OLYMPUS PEN E-P3 | 1230 | マイクロフォーサーズ | 10.5 |
3 | キヤノン | EOS Kiss X5 | 1800 | キヤノンEF | 7.2 |
4 | パナソニック | LUMIX DMC-GF2 | 1210 | マイクロフォーサーズ | 6.9 |
5 | ニコン | D5100 | 1620 | ニコンF | 5.8 |
6 | キヤノン | EOS Kiss X4 | 1800 | キヤノンEF | 5.5 |
7 | オリンパス | OLYMPUS PEN Lite E-PL2 | 1230 | マイクロフォーサーズ | 5.0 |
8 | パナソニック | LUMIX DMC-GF3 | 1210 | マイクロフォーサーズ | 4.9 |
9 | ニコン | D7000 | 1620 | ニコンF | 4.6 |
10 | オリンパス | OLYMPUS PEN Lite E-PL1s | 1230 | マイクロフォーサーズ | 4.5 |
※カラーバリエーションや付属レンズの違いなどを合算して集計
「BCNランキング」2011年7月第3週 週次<最大パネル>
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。
*当サイトで公開している「週間ランキング」は、「BCNランキング」に基づき、週1回、毎週火曜日の午後に最新データ(前週月曜日~日曜日の1週間の週次データ)に更新しています。更新時期やスケジュールなど、詳細はこちらでご確認ください。