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Twitterができるソニーの液晶テレビ「ブラビア」、「キリンカップサッカー2011」で試した

レビュー

2011/07/05 11:42

 せっかくなら友だちと一緒に盛り上がりたいスポーツ観戦。でも、忙しい生活のなかで、なかなか時間が合わない……。そんな人にオススメしたいのが、Twitterの閲覧・投稿ができるソニーのインターネット対応液晶テレビ「ブラビア」だ。

テレビにTwitterのタイムラインを表示して試合を観戦



 試したのは、ブラビア「KDL-46NX720」。インターネットに接続することで、テレビの映像とともに、Twitterのタイムラインを表示することができる。スポーツの試合をテレビで見るときに、Twitterのタイムラインを表示すれば、見ている試合の意見や感想が共有できるのだ。ちなみに、「Facebook」の閲覧・投稿もできる。6月29日からは、「ニコニコ実況」のコメントも表示できるようになった。別売のマイク内蔵コミュニケーションカメラ「CMU-BR100」を接続すれば、インターネット回線を使った通話「Skype」も使えてしまうマルチなコミュニケーションテレビだ。

画面に向かって左側にテレビ中継、右側に「Twitter」を表示

 今回は、ひと月前になってしまうが、6月7日の「キリンカップサッカー2011」日本代表戦を、「ブラビア KDL-46NX720」でテレビ中継とTwitterを組み合わせて観戦。セルジオ越後さんの実況を始め、視聴者がツイートで代表チームを応援する試み「〈ブラビア〉ハッシュタグプロジェクト」に参加した。その様子を振り返る。

ハッシュタグ「#bravia_football」を検索

 ブラビアのリモコンの「ホームボタン」から、天気予報や料理レシピ、Yahoo!トピックスなど各種アプリコンテンツが利用できる「アプリキャスト」を選択。そのなかからTwitterを表示する。Twitterでハッシュタグ「#bravia_football」を検索すると、セルジオさんや、視聴者のツィートを次々と表示。テレビの前で同じ光景を見ている人たちがいることを実感した。

 キックオフ後は、「#bravia_football」タグを使うユーザーの感想や解説のツィート数が一気に増え、テンションが高まった。「チェコのキーパーは世界一でも、仕事をさせないと意味ないよな」「アジアカップもセットプレーで結構取られてるから、要注意だよ。川島が活躍するようじゃだめだよ」など、辛口で知られるセルジオさんの解説に共感してリツイートするユーザーが多い。スポーツバーで周りの人と盛り上がっているような気分だ。

 自分自身がツイートしなくても、タイムラインに表示されるセルジオさんの実況や視聴者のツイートを見ているだけでも十分に楽しめるが、試しに、ブラビアのリモコンを使ってツイートした。しかし、文字を入力するためのソフトウェアキーボードが全画面で表示されてしまい、サッカーの画面に集中できない。ハッシュタグの保存機能が用意されていないので、入力に手間がかかった。テレビを見ながらリアルタイムでTwitterに投稿するなら、スマートフォンやPCを併用することをオススメする。

ブラビアのリモコンでフォロー、リツイート、返信などができる

 テレビで試合を観戦しつつ、スマートフォンやPCでTwitterのタイムラインを見るという手もあるが、視線を動かす回数が増えるので集中しにくい。しかし、今回試した「ブラビア KDL-46NX720」は、テレビ画面とTwitterのタイムラインを一つの画面に表示するので、同時に情報を得ることができる。二つの世界が一つになって目の前に広がっているような新しい体験ができた。

 これからの時期は、サッカーだけでなく、8月に韓国で開催される世界陸上、優勝争いを繰り広げるプロ野球のペナントレースなどのスポーツイベントが目白押し。自宅に居ながら今までとはひと味違うスポーツ観戦を楽しむなら、Twitterが楽しめるブラビアは、アリだ。(フリーライター・星政明)