ソニー、明るくくっきりとした3D映像を実現した家庭用3Dプロジェクター「VPL-HW30ES」

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2011/06/13 12:23

 ソニーは、従来機の約2.7倍の明るさで、くっきりとした3D映像を実現した家庭用3Dビデオプロジェクター「VPL-HW30ES」を7月25日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は37万円前後の見込み。

VPL-HW30ES

 240Hzパネル駆動のフルHD反射型液晶ディスプレイデバイス「SXRD」で、映像のライティングスピードを2倍に向上。左目・右目用のそれぞれの映像を2回繰り返し描画し、映像が混ざらない状態で3Dメガネのシャッターを開けることで、クロストークを抑えたくっきりした3D映像を実現した。

 また、シャッターが開いている間に2D映像視聴時より高い輝度でランプを光らせ、左目用と右目用の映像を書き替える間はランプの輝度を下げることで、明るい3D映像を再現する「新ランプ制御方式」を採用した。

新ランプ制御方式のイメージ

 画質モードは、2D/3Dそれぞれに、3種類の「Cinema」モードやゲーム用の「Game」、デジタル写真用の「Photo」モードなど7種類を用意。さらに好みの設定を2種類保存できる。

 3Dフォーマットは、フレームパッキング、サイドバイサイド、トップアンドボトムに対応。また、2D→3D変換機能で2D映像を擬似的な3D映像に変換表示する。効果は3段階で、さらに3Dメガネの明るさや3D映像の奥行きを5段階で調整できる。

 映像入力端子は、コンポーネント×1、HD D-sub15ピン×1、HDMI×2を備える。サイズは幅407.4×高さ179.2×奥行き463.9mm、重さは約10kg。

 専用アクセサリとして、3Dメガネ「TDG-PJ1」と3Dシンクロトランスミッタ「TMR-PJ1」を同時発売する。価格はいずれもオープンで、実勢価格は「TDG-PJ1」が1万円前後、「TMR-PJ1」が8000円前後の見込み。

TDG-PJ1(左)とTMR-PJ1

 9月30日まで、「VPL-HW30ES」など、3D対応商品の購入者を対象に、先着5万名にブルーレイ3Dソフト「トロン:レガシー ブルーレイ3D」(非売品/3D再生専用)をプレゼントするキャンペーン「ソニーの3D対応商品で『トロン:レガシー ブルーレイ3D』を観よう!」を実施。対象商品を購入し、期間中に「My Sony Club」で製品登録を行い、キャンペーンページから申し込む。期間中でも応募数が上限に達し次第、終了となる。