リコーは、防水防塵、耐衝撃性を備えたコンパクトデジタルカメラ「RICOH PX」を、6月下旬に発売する。カラーは、ライムグリーン、シャンパンシルバー、ブラックの3色。価格はオープンで、実勢価格は3万円前後の見込み。

　JIS・IEC保護等級でIP68相当の防塵・防水性能と、高さ1.5mからの落下に耐える耐衝撃設計のボディをもち、キッチンでの水や粉、庭いじりでの土やホコリ、雨などを気にすることなく使うことができる。さらに、すべりにくく、衝撃吸収とキズ防止に役立つ、別売のオプションとして、5色のプロテクションジャケットを用意する。

　2.7型液晶モニタは、野外での使用を想定して広視野角・高コントラストで、指紋がつきにくいAF（アンチ・フィンガープリント・プロテクション）コート、キズ防止のハードコート、反射防止のAR（アンチリフレクション）コートを施している。

　ボディは、収納性や携帯性にこだわったフルフラットデザイン・1.4秒の高速起動、フラッシュのオン/オフをひと目で確認できるレバー式フラッシュダイヤル、押すだけで動画撮影に切り替わるダイレクト動画ボタンによる直感的な操作によって、シャッターチャンスを逃すことなく、日常のさまざまなシーンを気軽に記録できる。

　有効画素数約1600万画素のCCDと画像処理エンジン「Smooth Imaging Engine IV」を搭載。レンズは28～140mm（35mmフィルム換算）の光学5倍ズームで、超解像技術を応用したSRズームによって、ほとんど画質が劣化することなく280mm相当までの望遠撮影に対応する。さらに、4.8倍のデジタルズームと組み合わせることで、最大1344mm相当の超望遠撮影ができる。

　撮影時にはプレミアムボタンからシーンを選択することで、最適な撮影設定を行うことができ、「料理」「スイーツ」「オークション」「パーティ」「手持ち夜景」「ビーチ」「スノー」「ミニチュアライズ」「トイカメラ」「ソフトフォーカス」など、「プレミアムショットマイ登録」を含めると28種類の多彩なシーンモードを用意する。

　対応メディアはSD/SDHCカードで、無線LAN機能搭載の「Eye-Fiカード」（X2シリーズ）も使用できる。サイズは幅100.0×高さ55.0×奥行き21.3mm、重さは約156g。