日本通信は、SIMロックフリーのスマートフォンやタブレット端末向けに、1GB単位で利用できるデータ通信専用SIMカード「b-mobile Fair（ビーモバイル・フェア） 1GB SIMパッケージ」を、4月15日に発売する。日本通信のオンラインショップ「bマーケット」価格は9800円。

　「b-mobile Fair」は、NTTドコモの3Gネットワークを利用し、下り最大7.2Mbps、上り最大5.4Mbpsのネットワークを、1GB単位で利用できるデータ通信専用SIM。有効期限4か月（120日間）で1GBのデータ通信を利用できる「b-mobile Fair」を購入し、その後は、1GBを8350円でオンラインチャージして継続利用できる。

　チャージは専用ページ「My b-mobile」から簡単に行うことができ、Android端末向けには、残量の確認やチャージが簡単にできる専用アプリ「bCharge」を提供する。テザリングにも対応し、SIMをセットしたスマートフォンやタブレット端末をモバイルWi-Fiルータとして使うことができる。

　日本通信は、1GB単位で購入し、データ通信量に応じて残量が減っていく仕組みなので、データ通信量にかかわらず毎月一定金額を支払うパケット定額料金制より“フェア”だとしている。例えば、NTTドコモのスマートフォン向け定額料金（6300円）と比較すると、月々754MBを超えない限り、「b-mobile Fair」のほうが安い。動画やラジオ、VoIPなどの利用の制限もない。

　NTTドコモは、今年4月1日以降に新たに発売する機種に原則としてSIMロック解除の機能を搭載し、ユーザーからの申し込みがあれば、SIMロックを解除すると発表した。同時に、SIMロックフリー端末のユーザー向けに、通信契約のうえ、ドコモのSIMカードを提供するサービスを開始した。日本通信では、こうした動きを受け、「b-mobile Fair」を投入した。