ガラスの上でもしっかり使える青色LEDマウス、バッファローコクヨサプライ「BSMBU03シリーズ」を体感
外出先や自宅のリビングなど、モバイルPCを使うシーンが増えている。そんなとき便利なのが、ガラスや布の上でも動作する「Blue LED センサー」を搭載したバッファローコクヨサプライのマウス「BlueFocusシリーズ」だ。今回は、有線タイプ「BSMBU03シリーズ」の実力を確かめた。
まずは、Blue LED センサーについて説明しよう。Blue LED センサー搭載のマウスは、底面の青色LEDが光を発し、その反射光をセンサが読み取ってマウスの動きを検知する。基本的な仕組みは従来の光学式(赤色LED)やレーザー式と同じだ。
Blue LED センサーは、他方式に比べて高い読み取り性能をもつ。その秘密は、光の色。青い光は、赤や緑の光よりも波長が短く、空気中の分子にぶつかりやすい。このため光の反射率や拡散率が高く、光学式やレーザー光では読み取れないような、わずかな凹凸や表面の変化を認識できるのだ。従来のマウスでは難しかったガラスや透明なシートの上でも、マウスの移動を正確に読み取ることができ、快適に操作できる。
それでは、バッファローコクヨサプライのBlue LED センサー採用モデル「BlueFocusシリーズ」の一つ、有線タイプ「BSMBU03シリーズ」の実力をチェックしよう。パッケージでは、「ガラステーブル」「透明シート」「布の上」「紙の上」でもOK、と表示している。まずは、カフェやリビングのテーブルでよく見かける、スリガラスのテーブルの上で試した。果たして使えるのだろうか?
結果は一瞬でわかった。手持ちの光学式(赤色LED)マウスは、カーソルの動きが不安定で使い物にならなかったのに対し、「BSMBU03シリーズ」は、マウスパッドの上で使っているかのように快適だ。カーソルが反応しなかったり、意図しない位置に移動したりすることは一切ない。
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続いて試したのは、カーペットの上。凹凸も多く、さまざまな色が混じっているので、あまり期待していなかったのだが、こちらも動作は問題なし。床やベッドの上でゴロゴロしながらPCを使う人にはもってこいだろう。
さらに、膝の上で動かしていたところ、センサ部さえ密着していれば、違和感なく操作できた。どうしてもマウスを操作するスペースのないところで使うにはいいかもしれない。ただし、紙の上ではカーソルの動きが不規則になる場合があり、とくに真っ白な紙の上では反応しないときがあった。紙の材質や光沢の度合いによって、動きが変わることがあるようだ。
とはいえ、外出先や自宅のリビングなどで、マウスパッドなしで快適に利用できるのは大きな魅力だ。マウスは頻繁に利用する入力機器だけに、Blue LED センサーの高い読み取り性能はかなり役立つ。
「BSMBU03シリーズ」のもう一つの魅力に、機能の拡張性がある。通常の左右のクリックボタンとホイール以外に、ボディの左側に三つのボタンを備えている。このボタンは初期設定として、「タスクの切り替え」「進む」「戻る」(進むと戻るはInternet Explorerの場合)の機能を割り当てていて、「進む」「戻る」は使い慣れるとやめられなくなってしまうほどの便利さだ。
さらに、「WEBモード」「Wordモード」など七つのモードから一つ選んで、簡単に機能の割り当てができる「簡単モード選択」を採用。ここで「マニュアルモード」を選べば、100種類以上の機能から好みに合わせてカスタマイズすることもできる。なお、ボタンに機能を割り当てるには、同社のホームページから専用ドライバをインストールする必要がある。
また、マウスの形状についても触れておきたい。ボディの左側は、親指にフィットするようくぼんでおり、右側は薬指と小指が置きやすいよう工夫している。個々人の手の大きさにもよるが、長時間使い続けても疲れを感じないデザインだ。
「BSMBU03シリーズ」は有線で、パープル、シルバー、ブラック、ホワイト、ブルー、ガンメタリックの計6色のカラーバリエーションをもつ。「BlueFocusシリーズ」は、そのほか、無線タイプ「BSMBW03シリーズ」や、有線で小型の「BSMBU04Sシリーズ」など、ケーブルの有無やサイズで豊富なラインアップを揃えている。手の大きさや利用シーンに合わせて、最適なモデルを選ぼう。(ライター・山崎信潔)
高い読み取り性能をもつ「Blue LED センサー」
まずは、Blue LED センサーについて説明しよう。Blue LED センサー搭載のマウスは、底面の青色LEDが光を発し、その反射光をセンサが読み取ってマウスの動きを検知する。基本的な仕組みは従来の光学式(赤色LED)やレーザー式と同じだ。
BSMBU03シリーズ
Blue LED センサーは、他方式に比べて高い読み取り性能をもつ。その秘密は、光の色。青い光は、赤や緑の光よりも波長が短く、空気中の分子にぶつかりやすい。このため光の反射率や拡散率が高く、光学式やレーザー光では読み取れないような、わずかな凹凸や表面の変化を認識できるのだ。従来のマウスでは難しかったガラスや透明なシートの上でも、マウスの移動を正確に読み取ることができ、快適に操作できる。
読み取り性能が高いBlue LED
ガラスやカーペットの上でも動作はスムーズ
それでは、バッファローコクヨサプライのBlue LED センサー採用モデル「BlueFocusシリーズ」の一つ、有線タイプ「BSMBU03シリーズ」の実力をチェックしよう。パッケージでは、「ガラステーブル」「透明シート」「布の上」「紙の上」でもOK、と表示している。まずは、カフェやリビングのテーブルでよく見かける、スリガラスのテーブルの上で試した。果たして使えるのだろうか?
ガラス面でもスムーズに操作できる
結果は一瞬でわかった。手持ちの光学式(赤色LED)マウスは、カーソルの動きが不安定で使い物にならなかったのに対し、「BSMBU03シリーズ」は、マウスパッドの上で使っているかのように快適だ。カーソルが反応しなかったり、意図しない位置に移動したりすることは一切ない。
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続いて試したのは、カーペットの上。凹凸も多く、さまざまな色が混じっているので、あまり期待していなかったのだが、こちらも動作は問題なし。床やベッドの上でゴロゴロしながらPCを使う人にはもってこいだろう。
さらに、膝の上で動かしていたところ、センサ部さえ密着していれば、違和感なく操作できた。どうしてもマウスを操作するスペースのないところで使うにはいいかもしれない。ただし、紙の上ではカーソルの動きが不規則になる場合があり、とくに真っ白な紙の上では反応しないときがあった。紙の材質や光沢の度合いによって、動きが変わることがあるようだ。
カーペットでもポインタはすいすい動く
とはいえ、外出先や自宅のリビングなどで、マウスパッドなしで快適に利用できるのは大きな魅力だ。マウスは頻繁に利用する入力機器だけに、Blue LED センサーの高い読み取り性能はかなり役立つ。
多彩な機能を割り当てられる三つのボタン
「BSMBU03シリーズ」のもう一つの魅力に、機能の拡張性がある。通常の左右のクリックボタンとホイール以外に、ボディの左側に三つのボタンを備えている。このボタンは初期設定として、「タスクの切り替え」「進む」「戻る」(進むと戻るはInternet Explorerの場合)の機能を割り当てていて、「進む」「戻る」は使い慣れるとやめられなくなってしまうほどの便利さだ。
七つのモードから選ぶ「簡単モード選択」
さらに、「WEBモード」「Wordモード」など七つのモードから一つ選んで、簡単に機能の割り当てができる「簡単モード選択」を採用。ここで「マニュアルモード」を選べば、100種類以上の機能から好みに合わせてカスタマイズすることもできる。なお、ボタンに機能を割り当てるには、同社のホームページから専用ドライバをインストールする必要がある。
今回紹介したBSMBU03シリーズの無線タイプ「BSMBW03シリーズ」
また、マウスの形状についても触れておきたい。ボディの左側は、親指にフィットするようくぼんでおり、右側は薬指と小指が置きやすいよう工夫している。個々人の手の大きさにもよるが、長時間使い続けても疲れを感じないデザインだ。
Blue LED センサー採用の小型マウス「BSMBU04Sシリーズ」
「BSMBU03シリーズ」は有線で、パープル、シルバー、ブラック、ホワイト、ブルー、ガンメタリックの計6色のカラーバリエーションをもつ。「BlueFocusシリーズ」は、そのほか、無線タイプ「BSMBW03シリーズ」や、有線で小型の「BSMBU04Sシリーズ」など、ケーブルの有無やサイズで豊富なラインアップを揃えている。手の大きさや利用シーンに合わせて、最適なモデルを選ぼう。(ライター・山崎信潔)