【震災関連情報】セイコーエプソン、総合災害対策本部を設置、義援金1億円を拠出

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2011/03/14 20:29

 セイコーエプソン(碓井稔社長)は、東北地方太平洋沖地震を受けて、3月11日15時に、碓井稔社長をトップとする総合災害対策本部を長野県諏訪市の本社に設置した。グループの被害状況に関する情報の把握に努めるとともに、今後の対応策の検討を進めている。また、義援金として1億円を拠出する。

 セイコーエプソン酒田事業所および東北エリアのグループ会社で、これまで確認されている状況は以下の通り。現時点では、従業員の人的被害は報告されていないという。

 エプソンアトミックス(青森県八戸市)は、約1mの津波などによる被害を受けたため、操業が停止した。現時点では、操業再開の時期は未定。

 秋田エプソン(秋田県湯沢市)は、地震に伴う停電などにより、操業が停止した。建物・設備への被害は軽微なため、安全を確認のうえ、電力の供給状況を見ながら、3月14日から順次生産を再開する予定。

 セイコーエプソン酒田事業所と東北エプソン(山形県酒田市)は、地震に伴う停電などによって操業が停止した。建物の被害はないが、設備などの被害状況を確認中で、操業再開の時期は未定。

 エプソントヨコム福島事業所(福島県南相馬市)は、操業が停止した。建物と設備の一部に被害が発生している模様。また、東京電力福島第一原子力発電所から直線で16kmの地点にあり、避難エリアに該当するために、事業所を一時的に閉鎖している。現時点では操業再開の時期は未定。(ゼンフ ミシャ)