日立、HDD事業を米ウェスタンデジタルに約43億ドルで売却

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2011/03/08 17:35

 日立製作所(中西宏明社長)は、3月7日、ハードディスクドライブ(HDD)製造会社の米ウェスタンデジタル(WD、ジョン・コインCEO)に、HDD事業を約43億ドル(約3500億円)相当で売却することで合意し、正式契約を締結したと発表した。

 WDは、現金35億ドルとWDの株式2500万株(7億5000ドル相当)で日立GSTを買収。日立は、WDの発行済み株式総数の約10%を保有し、日立から2名がWDの取締役に就任する。株式譲渡は、規制当局からの許認可の取得などを条件に、9月末までに完了する見込み。

 日立は、米IBMのHDD事業部門を買収し、日立グローバルストレージテクノロジーズとして、2003年1月1日付けで営業を開始していた。当時の買収金額は20億5000万ドル。