マカフィー、ボットネットとソーシャルメディアの関係を自社ブログで解説

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2011/03/07 17:07

 マカフィーは、ブログやSNS、Twitterなどのウェブ2.0サービスが進化するにつれて、ボットネット作成者の活動も進化してきたことから、ボットネットとソーシャルメディアの関係を自社ブログで解説している。ボットネットとソーシャルメディアには、以下の三つの傾向があると警告している。

(1)ソーシャルメディアを利用したボットコマンドの受信・実施の例として最も普及しているのはTwitter制御のボットであること(2)Twitterをコントロールするためのボットツール「KreiosC2」が、ビジネス向けSNS「LinkedIn」などのソーシャルネットワークやアプリケーションをボットネット制御にどの程度利用できるかを効果的に実証していること(3)攻撃前の認証要否・プレゼンス・メッセージングに使用するXMPPなどのプロトコル標準もボットネットによる通信や悪意ある攻撃を行うためにサイバー犯罪者に利用される可能性があること――。

 これらの傾向から、サイバー犯罪者は、ボットネットのコマンド、制御、攻撃の新型プラットフォームとしてのソーシャルネットワークを利用していると分析している。