角川のコンテンツを「GREE」で、人気ライトノベル『GOSICK』など4タイトルでスタート

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2011/02/25 16:56

 角川グループホールディングスは、2月24日、雑誌・書籍・映画・アニメ・コミック・ゲームなどのコンテンツと、グリーが運営するSNS「GREE」のソーシャル性を相互に活用することで業務提携したと発表した。

 角川グループの電子書籍プラットフォーム「BOOK☆WALKER」と、「GREE」のソーシャル性を融合。角川グループの雑誌・書籍・映画・アニメ・コミック・ゲームなどのコンテンツと、会員数2383万人(2010年12月末現在)のSNS「GREE」で、ソーシャルゲームやソーシャルアプリなどを提供するグリーが、両社の経営資源を活用することで、収益の最大化を目指す。

 具体的には、角川グループのコンテンツを活用したソーシャルアプリをグリーの「GREE Platform」で提供する。近日中に、現在アニメ放映中の人気ライトノベル『GOSICK』『涼宮ハルヒの憂鬱』『源氏物語』『ぺらぶ! a cappella love!?』のソーシャルアプリを提供する。

 また、今夏をめどに、SNSでは初となる「ソーシャル電子書籍アプリ」を「GREE Platform」で提供する。自分が購入した書籍を友だちに紹介したり、自分の購買履歴(=本棚)や書評を友だちと共有する、友だちが欲しがっている書籍をプレゼントするサービスなどを検討している。

 将来は複数の“友だち”と本を読み進めたり、複数のユーザーの選択によってストーリーが変わっていくなど、紙の本を中心としたコンテンツでは表現できない新しいコンテンツの開発を共同で行っていく。

 プロモーションは、リアル書店の書籍の帯や販促物に二次元コードを付け、そこからアクセスすることで限定アイテムが得られるなどの取り組みを共同で展開。「GOSICK」から、「BOOK☆WALKER」上の「GOSICK」原作を購入すると、そこだけのアイテムが手に入るキャンペーンを3月中旬から開始する。また『源氏物語』では、映画と書籍、ソーシャルアプリを連携したプロモーションを共同で行う。