J:COM、森泉知行社長が3月23日で退任、次期社長は住友商事の森修一氏
ジュピターテレコム(J:COM、森泉知行社長)は、2月24日、取締役会で、現・住友商事専務執行役員関西ブロック長の森修一氏が新社長に就任する人事を発表した。3月23日に予定する定時株主総会後の取締役会で正式決定する。森泉知行社長は退任する。
森泉知行社長は、2003年3月に社長に就任し、ジャスダック上場を果たしたほか、03年度に黒字化を果たし、8期連続増収増益を達成するなどの実績を残した。また、KDDが住友商事に次ぐ株主になったことで、アライアンスによる事業戦略を推進するなど、J:COMの持続的成長の布石を打った。2月24日に開催した記者会見で、森泉社長は、「放送と通信の競争が激化するなど、変化の激しい業界のなかで成長してきた企業で、8年間トップを務めたのは少々長すぎたと思う。ここ数年で株主の交代が続いたこともあり、タイミングを失っていたが、次期社長にバトンを渡す時期がきた」と説明した。
新社長に就任する森修一氏は、1949年生まれで大阪府出身。72年に京都大学法学部を卒業後、同年4月に住友商事に入社。機電(機械・電気の販売)部門を中心に30年間歩み、本部長を務めた。09年6月からは、専務執行役員関西ブロック長を務めている。機電部門の本部長時代を含め、鉄鋼・化学・繊維・食品・エネルギーなどの製造業と、電力・ガス・通信、IT関連業、建設業、日本の全産業を何らかの形で経験を積んできた。
森氏は、今回の人事について「青天の霹靂。関西ブロック長をもう少し務めたいという思いもあったが、森泉社長が育ててきた会社をしっかりと引き継ぎ、さらに伸ばしていくことを決意した」と語った。森氏はこれまで「部下と前線に出て、スクラムを組んで行動を共にし、信頼することでモチベーションを高めることを心がけてきた」という。今後は、「J:COMで社員の英知を引き出し、新しい方向性を見出して、ポテンシャルを高めていきたい。一丸となってJ:COMを成長させていく。詳細は正式就任以降に表明する」と述べた。
森泉知行社長と次期社長の森修一氏(右)
森泉知行社長は、2003年3月に社長に就任し、ジャスダック上場を果たしたほか、03年度に黒字化を果たし、8期連続増収増益を達成するなどの実績を残した。また、KDDが住友商事に次ぐ株主になったことで、アライアンスによる事業戦略を推進するなど、J:COMの持続的成長の布石を打った。2月24日に開催した記者会見で、森泉社長は、「放送と通信の競争が激化するなど、変化の激しい業界のなかで成長してきた企業で、8年間トップを務めたのは少々長すぎたと思う。ここ数年で株主の交代が続いたこともあり、タイミングを失っていたが、次期社長にバトンを渡す時期がきた」と説明した。
新社長に就任する森修一氏は、1949年生まれで大阪府出身。72年に京都大学法学部を卒業後、同年4月に住友商事に入社。機電(機械・電気の販売)部門を中心に30年間歩み、本部長を務めた。09年6月からは、専務執行役員関西ブロック長を務めている。機電部門の本部長時代を含め、鉄鋼・化学・繊維・食品・エネルギーなどの製造業と、電力・ガス・通信、IT関連業、建設業、日本の全産業を何らかの形で経験を積んできた。
森氏は、今回の人事について「青天の霹靂。関西ブロック長をもう少し務めたいという思いもあったが、森泉社長が育ててきた会社をしっかりと引き継ぎ、さらに伸ばしていくことを決意した」と語った。森氏はこれまで「部下と前線に出て、スクラムを組んで行動を共にし、信頼することでモチベーションを高めることを心がけてきた」という。今後は、「J:COMで社員の英知を引き出し、新しい方向性を見出して、ポテンシャルを高めていきたい。一丸となってJ:COMを成長させていく。詳細は正式就任以降に表明する」と述べた。