Eye-Fiカードが工作で大活躍、筑波大学附属小学校で5年生が「アヒルの人形の世界」を創作
アイファイジャパンは、2月17日、東京・文京区の筑波大学附属小学校が開催した学習公開・初等教育研修会の公開授業に、無線LAN機能付きSDカード「Eye-Fiカード」を提供した。授業は5年生の図画工作科で、北川智久教員による「ある日のアヒル――借りぐらしのアヒルッティ――」。アヒルの人形を使った立体作品を子どもたちがコンパクトデジタルカメラで撮影し、写真を電子黒板で共有する仕組みだ。
図画工作科の授業「ある日のアヒル――借りぐらしのアヒルッティ――」は、筑波大学附属小学校の公開授業の一つ。「アヒルの人形には人間が知らない秘密の営みがある」をテーマに、アヒルの人形を使って自由に立体作品の創作や写真の撮影をする。子どもが作品を自己評価するほか、コミュニケーションを促進して、子どもたちがお互いの作品のよさをコメントし合うのが狙い。
アヒルの人形を使った授業は全6回で、公開授業の日は第1回だった。クラスは5年生39人(男子19人、女子20人)で、当日は男子一人が欠席だったため、38人だった。
授業は、事前に子ども一人ひとりに大小二つのアヒルの人形を配り、自宅などでしばらくアヒルと一緒に生活させる。その後、アヒルの営みを自由に想像し、イメージをかたちにする。作品づくりに使うのは、色紙や紙粘土、紐、カラーペンなど。そして、作品を撮影するためのコンパクトデジタルカメラと無線LAN機能付きSDカード「Eye-Fiカード」だ。そのほかに必要なものは、子どもたちが自分で用意する。カメラは、HOYAの「PENTAX Optio E80」で、10台を用意した。
北川教員は、授業の冒頭、これまでの取り組みを電子黒板を使って振り返った。「宇宙旅行」「世界一周」など、アヒルの人形が体験するとイメージした世界を具体的に紹介。この日は、子どもたちからそのほかのアイディアを募る場面もあった。
作品づくりの時間になると、子どもたちはアヒルの人形を使って自由に創作を開始。グループで協力してつくる子や、一人で熱中する子など、つくり方はさまざまだ。作品づくりは工作室だけでなく、屋外に素材を持ち出して作業することもできる。使う素材は、教員が準備したもののほか、厚紙や人工芝、風船、フィギュアなど、子どもたちがそれぞれ自分で用意した小物を活用して、アヒルの人形の世界を表現していた。
作品は、完成していない状態で写真に撮ってもOK。これには、創作過程を記録するという狙いがある。工作室は無線LAN環境が整備され、ワイヤレスで写真を教員のPCに転送することができるので、Eye-Fiカードを挿入したカメラで写真を撮ると、すぐに電子黒板に大画面で写真が表示される。子どもたちは、ほかの友達がどのような作品を作っているのか、チェックしながら工作を進めていた。
授業の最後には、この日に撮影した作品の写真を電子黒板に映し出し、全員で共有した。写真の枚数は188枚にも上った。北川教員からは「写真を順番に並べるとアニメーションになるね」「作品をいろんな角度から撮影するといいね」など、今後の作品づくりのヒントも。Eye-Fiカードや電子黒板など、デジタル機器を活用した図工の新しい楽しみ方を、肌で感じることができた公開授業だった。アイファイジャパンは、今後もITを活用した教育の普及に貢献していく。
筑波大学附属小学校5年生 図画工作科の公開授業
図画工作科の授業「ある日のアヒル――借りぐらしのアヒルッティ――」は、筑波大学附属小学校の公開授業の一つ。「アヒルの人形には人間が知らない秘密の営みがある」をテーマに、アヒルの人形を使って自由に立体作品の創作や写真の撮影をする。子どもが作品を自己評価するほか、コミュニケーションを促進して、子どもたちがお互いの作品のよさをコメントし合うのが狙い。
北川智久教員
アヒルの人形を使った授業は全6回で、公開授業の日は第1回だった。クラスは5年生39人(男子19人、女子20人)で、当日は男子一人が欠席だったため、38人だった。
Eye-Fiカード
授業は、事前に子ども一人ひとりに大小二つのアヒルの人形を配り、自宅などでしばらくアヒルと一緒に生活させる。その後、アヒルの営みを自由に想像し、イメージをかたちにする。作品づくりに使うのは、色紙や紙粘土、紐、カラーペンなど。そして、作品を撮影するためのコンパクトデジタルカメラと無線LAN機能付きSDカード「Eye-Fiカード」だ。そのほかに必要なものは、子どもたちが自分で用意する。カメラは、HOYAの「PENTAX Optio E80」で、10台を用意した。
カメラは「PENTAX Optio E80」を10台用意
北川教員は、授業の冒頭、これまでの取り組みを電子黒板を使って振り返った。「宇宙旅行」「世界一周」など、アヒルの人形が体験するとイメージした世界を具体的に紹介。この日は、子どもたちからそのほかのアイディアを募る場面もあった。
さまざまな材料を使って自由に創作する
材料を屋外に持ち出して作品づくりに励む場面も
作品づくりの時間になると、子どもたちはアヒルの人形を使って自由に創作を開始。グループで協力してつくる子や、一人で熱中する子など、つくり方はさまざまだ。作品づくりは工作室だけでなく、屋外に素材を持ち出して作業することもできる。使う素材は、教員が準備したもののほか、厚紙や人工芝、風船、フィギュアなど、子どもたちがそれぞれ自分で用意した小物を活用して、アヒルの人形の世界を表現していた。
アヒルの人形の世界を表現
作品は、完成していない状態で写真に撮ってもOK。これには、創作過程を記録するという狙いがある。工作室は無線LAN環境が整備され、ワイヤレスで写真を教員のPCに転送することができるので、Eye-Fiカードを挿入したカメラで写真を撮ると、すぐに電子黒板に大画面で写真が表示される。子どもたちは、ほかの友達がどのような作品を作っているのか、チェックしながら工作を進めていた。
作品をカメラでパチリ!
授業の最後には、この日に撮影した作品の写真を電子黒板に映し出し、全員で共有した。写真の枚数は188枚にも上った。北川教員からは「写真を順番に並べるとアニメーションになるね」「作品をいろんな角度から撮影するといいね」など、今後の作品づくりのヒントも。Eye-Fiカードや電子黒板など、デジタル機器を活用した図工の新しい楽しみ方を、肌で感じることができた公開授業だった。アイファイジャパンは、今後もITを活用した教育の普及に貢献していく。
無線LANで写真を電子黒板に表示