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NTTプライム、クラウド型コンテンツサービス「Fan+」を3月14日にオープン、22ショップを開設

サービス

2011/02/17 14:30

 NTTプライム・スクウェアは、2月16日、PC、スマートフォン、携帯電話など端末の種類を問わずコンテンツが楽しめるクラウド型サービス「Fan+」を、3月14日に開始すると発表した。プレス向けのイベント「Fan+ KICK OFF MEETING」では、ショップで提供するコンテンツに携わった著名人が集い、「Fan+」の魅力を語った。

Fan+のロゴ

 「Fan+」は「『大好き』が、ここにある。」をコンセプトにしたコンテンツ提供サービス。スポーツや音楽、歴史、芸能、アニメ、ゲームなど、多彩なジャンルの静止画や動画、音声、音楽、テキストなどが楽しめる。お気に入りのコンテンツは、購入後、クラウド上のボックス「MyBox」に溜めておき、好きなときに利用できる。サービスの利用には、会員登録が必要。

 イベント冒頭の挨拶で、中山俊樹社長は「音楽配信でもなく、既存のコンテンツをデジタル化する電子書籍でもない、新しいかたちのコンテンツをユーザーに届ける」と意気込みを示した。

中山俊樹社長

 「コンテンツの提供」「イベントの実施」「ユーザー同士のコミュニティ」が連携。「コンテンツの提供」は、22のショップを開設し、そのうちサービス開始と同時に18ショップがオープンする。「イベントの実施」は、同じ趣味をもつユーザー同士が交流する場。「ユーザー同士のコミュニティ」は、アバターを活用した交流ができるよう、現在準備を進めているという。

D-BOYS(左から加治将樹さん、和田正人さん、高橋龍輝さん)

 主なショップとコンテンツ提供会社は、亜紀書房の「談志市場」、枻出版社の「アクティブ女子」、角川コンテンツゲートの「お化け学校 Fan+校」、学研パブリッシングの「学研 音の鉄道博物館」、宝塚クリエイティブアーツの「宝箱 ~TAKARAZUKA REVUE~」、日中通信社の「China+ ~チャイナプラス~」、ピ・アンド・エスの「Boxing Park」など。

 プレス向けイベントには、各ショップのコンテンツ制作に関わった著名人がゲストとして登場。ワタナベエンターテインメントの「D-BOYS 公式Fan+サイト」では、若手俳優グループ「D-BOYS」の加治将樹さん、和田正人さん、高橋龍輝さんが登場。「コンテンツを通じてもっと自分たちのことを知ってもらいたい」と語った。

「鉄道ホビダスEX」のプレゼンテーション

 NTTプライム・スクウェアとネコ・パブリッシングの「鉄道ホビダスEX」では、ネコ・パブリッシング『レイル・マガジン』編集長の名取紀之さんが、赤や黄色の珍しい新幹線の写真を見せながら、コンテンツについて語った。

 NTTプライム・スクウェアの「歴メン 土方歳三」では、歴史研究家の菊地明さんなどの講話や、歴ドル(歴史アイドル)の小日向えりさんが、土方歳三ゆかりの地を訪れる紀行などを揃える。各地を探訪した小日向さんは「まるでストーカーみたいでした」と笑顔で感想を述べた。

小日向えりさん

 天野祐吉作業室の「広告かわら版」では、『広告批評』元・編集長の天野さんが、トップクリエイターによるトークなど主なコンテンツを紹介。「デジタルでコンテンツを提供するのは初めてなのでまだわからないが、形式が内容を生むということがある。新しい表現スタイルが提示できたらと思う」と意気込みをみせた。

天野祐吉さん

 最後に、コメンテーターとしてイベントを盛り上げたタレントの松尾貴史さんが、「本やCD、レコードなど、部屋はモノでいっぱいになって、居住空間が狭くなっていた。『Fan+』を利用すれば、いつでもクラウドにアクセスして好きなコンテンツが楽しめる。これを使わない手はないですね」と締めくくった。

コメンテーターとして登場した松尾貴史さん(右)

 「Fan+」の対応端末は、PC、スマートフォン、携帯電話。PCはWindows 7/Vista/XPとMac OS X 10.4以降。スマートフォンは、NTTドコモのXperia、GALAXY S、LYNX 3D、REGZA Phone。携帯電話は、NTTドコモがiアプリ対応モデル、ソフトバンクがsアプリ対応モデル。

 NTTドコモのGALAXY TabとKDDI(au)のIS03は、ともに5月に対応予定。このほか、iPadやiPhoneも今後、対応を予定している。