三菱電機、赤の鮮やかさが大幅に向上するレーザーバックライト液晶テレビを開発
三菱電機は、2月16日、赤色レーザーとシアン色LEDを光源に用いて鮮やかな色を再現する一般ユーザー向け「レーザーバックライト液晶テレビ」を開発したと発表した。今後の商品化に向けて、サイズ展開や発売時期を検討していく。
赤色レーザーと、緑・青の混合色であるシアン色LEDの2種類の光源でバックライトを構成。白色LEDを採用した同社の液晶テレビ「LCD-46MDR1」の約1.3倍の色再現範囲を実現した。とくに赤色の鮮やかさが大幅に向上するとともに、高画質化を図ることができる。
現在の液晶テレビで再現している色は、光源のCCFL(冷陰極蛍光ランプ)や白色LEDが放つ白色光を液晶パネルの赤・緑・青の三つのフィルターを通して表現しており、人の目の識別能力が高い赤を鮮やかに再現することは難しい。三菱電機は、この課題を根本的に解決するために、赤・緑・青の3種のレーザーを光源に使用した「レーザーテレビ」を2008年に世界で初めて製品化。北米で販売開始後、国内では10年から販売している。今回開発した「レーザーバックライト液晶テレビ」は、レーザーテレビの開発で培った技術を応用したもの。
「レーザーバックライト液晶テレビ」の試作機
赤色レーザーと、緑・青の混合色であるシアン色LEDの2種類の光源でバックライトを構成。白色LEDを採用した同社の液晶テレビ「LCD-46MDR1」の約1.3倍の色再現範囲を実現した。とくに赤色の鮮やかさが大幅に向上するとともに、高画質化を図ることができる。
現在の液晶テレビで再現している色は、光源のCCFL(冷陰極蛍光ランプ)や白色LEDが放つ白色光を液晶パネルの赤・緑・青の三つのフィルターを通して表現しており、人の目の識別能力が高い赤を鮮やかに再現することは難しい。三菱電機は、この課題を根本的に解決するために、赤・緑・青の3種のレーザーを光源に使用した「レーザーテレビ」を2008年に世界で初めて製品化。北米で販売開始後、国内では10年から販売している。今回開発した「レーザーバックライト液晶テレビ」は、レーザーテレビの開発で培った技術を応用したもの。