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PCデポ、ビデオテープダビングサービスが好調、次段階ではスマートフォンへの取り込みにも対応

サービス

2011/02/16 17:23

 ピーシーデポコーポレーション(PCデポ、野島隆久社長)が、昨年開始したビデオテープのダビングサービスが好調だ。現在は、VHS、8mm、miniDVテープなどのデータをブルーレイディスク(BD)/DVD、メモリカード、HDD、PCにダビングするサービスを提供。今後は、スマートフォンへのデータ取り込みサービスも開始する予定だ。

野島隆久社長

 ビデオテープのダビングサービスは、PC・インターネット関連の技術サービス・サポート専用カウンター「パソコンクリニック」で、昨年10月29日にスタート。「予想以上の反応」(野島隆久社長)で、一気に利用者が拡大した。

 この需要に対応するとともに、今後のさらなる拡大を見据えて機材を増強し、オペレーションを強化した。次段階では、スマートフォンへのデータ取り込みサービスを開始する予定だ。

 さらに、春をめどに、古いアルバムや日記、年賀状などをスキャンしてデジタル化するペーパースキャンサービスを開始する。スキャンしたデータをタブレット端末に保存して閲覧するという利用方法をシニア層に提案することも想定し、トータルソリューション販売の強化につなげる。ただしペーパースキャンは、書籍を切り取ってスキャンする「自炊」には対応しない。

 PCデポの2010年度(11年3月期)第1-3四半期累計の連結売上高は、前年同期比8.6%増の357億5600万円。このうち「パソコンクリニック」を中心としたサービス事業は64億2400万円で全体に占める割合は18.0%。前年から2.9ポイント上昇した。野島社長は、ネットワークにつながる機器の拡大やデジタル機器の普及拡大を背景に、「パソコンクリニックは、順調に推移している」として、引き続きサービスラインアップを拡大していく方針を示した。

 現在「パソコンクリニック」は、直営店舗内に併設する方式と、ケーズデンキ内にフランチャイズ出店する二つの方式で運営しているが、これらに加え、昨年9月からは「家電量販店や他業種量販店へのインショップ出店」「ショッピングセンターなどへのテナント出店」「駅前やロードサイドへの単独出店」の直営方式のテスト運営をスタート。今年度中に10-15店をテストし、本格展開を目指す。ハードウェアを主力とする店舗ではなく、サポートサービスをメインにした出店で、強みを前面に出す。