CP+2011 日本ビクター、動画×静止画のハイブリッドカメラ「GC-PX1」をアピール

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2011/02/11 10:44

 カメラと写真映像の展示会「CP+2011」。日本ビクターのブースでは、中央のパフォーマンスステージを囲んで、デジタルカメラとデジタルビデオカメラを融合したハイブリッドカメラ「GC-PX1」などの実機を配置している。また、二眼タイプの3D対応デジタルビデオカメラ「GS-TD1」は、来場者自身を画面に映し出して、3D映像が体感できる。

日本ビクターのブース

 2月下旬発売のハイブリッドカメラ「GC-PX1」は、デジタルカメラとデジタルビデオカメラの機構を組み合わせた新しいタイプのカメラ。静止画は最大60コマ/秒、最大144枚の高速連写ができ、動画は300コマ/秒、2時間連続のハイスピード撮影が楽しめる。

GC-PX1

 内部には、動画と静止画の高速処理を一枚のチップで行う画像処理エンジン「FALCONBRID(ファルコンブリッド)」を搭載している。中央のステージでは、ジャグラーなどのパフォーマンスを「GC-PX1」で自由に撮影できる。

画像処理エンジン「FALCONBRID」

 2月発売の二眼タイプの3D対応ビデオカメラ「GS-TD1」は、来場者自身を映し出し、専用メガネをかけて自分の姿を3D映像で見ることができる。このほか、コンパクトなデジタルビデオカメラ「Everio」の新製品「GZ-HM990」「GZ-HM890」「GZ-HM880」も手に取って試すことができる。

GS-TD1

 このほか参考出展として、1920×1080画素のフルハイビジョン画質の縦横比を2倍にした3840×2160画素の「4K2K」に対応するビデオカメラを展示。いま製品化している4K2K対応ビデオカメラはサイズが大きいが、展示中のカメラは小型化を実現。また、これまでのモデルは映像の撮影のみができたが、展示モデルは本体に映像の記録ができる。

4K2Kに対応するビデオカメラ(参考出展)

 4K2Kは、現在、放送業界やテレビ/カメラメーカー各社が研究・開発を進めている高画質映像。画素が多いので、プロジェクターや薄型テレビなど大画面でも、データを拡大せずにそのままの画質で表示できる。