ニコンは、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」で、薄型ボディのSシリーズ4機種と乾電池対応のLシリーズ2機種の計6機種を3月に発売する。光学36倍ズームの「COOLPIX P500」を含むPシリーズ2機種も同時発売し、高倍率ズームモデルを拡充する。

　高性能モデル「COOLPIX S9100」は、高感度でノイズを抑えた有効1210万画素の裏面照射型CMOS、光学18倍ズームのNIKKORレンズを搭載。コンパクトなボディながら、35mm判換算で広角22.5mmから超望遠450mm相当の画角をカバーする。1920×1080ピクセルのステレオ音声付きフルHD動画も撮影でき、動画撮影時も光学ズームを使用できる。カラーはノーブルブラック、グロリアスレッド、ソフィアゴールドの3色。

　「COOLPIX S6100」は、暗い場所でもきれいに撮影できる「夜撮りキレイテクノロジー」を搭載した「COOLPIX S6000」の後継機。新たに直感的に操作できるタッチパネル式液晶モニタを採用した。1600万画素のCMOS、35mm判換算で広角28mm相当からの画角をもつ光学7倍ズームのNIKKORレンズを搭載する。カラーはスーパーレッド、ノーブルブラック、シャンパンシルバー、グロスピンクの4色。

　「COOLPIX S4100」と「COOLPIX S3100」は、有効1400万画素のCMOS、光学5倍ズームのNIKKORレンズを搭載。それぞれ従来モデルよりズーム機能を向上させ、薄型化を図った。

　カラーは、タッチパネル搭載モデル「COOLPIX S4100」がハニーブロンズ、ルージュレッド、シャンパンシルバーの3色、「COOLPIX S3100」がフレッシュピンク、シャンパンシルバー、ファインパープル、シトラスイエロー、カジュアルブルーの5色。

　「COOLPIX」Lシリーズは、アルカリ単3形電池やリチウム単3形電池で動作する乾電池対応モデル。高倍率ズームモデルの「COOLPIX L120」は、有効1410万画素のCMOS、光学21倍ズームのNIKKORレンズ、約92万画素の広視野角3.0型液晶モニタを搭載。35mm判換算で、広角25mmから超望遠525mm相当の幅広い撮影領域をカバーする。新たに採用したサイドズームレバーやフラッシュポップアップボタンで操作もしやすい。カラーはブラック。

　「COOLPIX L23」は、有効1400万画素のCMOS、光学5倍ズームのNIKKORレンズを搭載。充実したオート機能で簡単に操作できる。カラーはシルバーとレッドの2色。

　価格はすべてオープン。実勢価格は「COOLPIX S9100」が4万円前後、「COOLPIX S6100」が2万8000円前後、「COOLPIX S4100」が2万円前後、「COOLPIX S3100」が1万7000円前後、「COOLPIX L120」が3万3000円前後、「COOLPIX L23」が1万1000円前後の見込み。