ニコンは、本格的な撮影が楽しめるコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」 Pシリーズの新製品「COOLPIX P300」「COOLPIX P500」を、3月に発売する。価格はオープンで、実勢価格は「COOLPIX P300」が4万円前後、「COOLPIX P500」が5万円前後の見込み。

　「COOLPIX P300」は、35mm判換算で広角24mmから望遠100mm相当の画角をカバーする広角4.2倍ズームの小型ワイドズーム機。有効1220万画素の裏面照射型CMOS、コンパクトデジタルカメラでは最も明るい開放F値1.8のNIKKORレンズを搭載。レンズシフト方式手ブレ補正（VR）機能が手ブレを軽減する。

　「COOLPIX P500」は、2010年3月に発売した「COOLPIX P100」のズーム倍率や機能を進化させた後継機。COOLPIXシリーズで最も高倍率・広角となる光学36倍ズームのNIKKORレンズを搭載。35mm判換算で広角22.5mmから最大810mm相当の画角をカバーする。

　有効1210万画素の裏面照射型CMOS、新採用のデュアルイメージプロセッサー、イメージセンサーシフト方式＋電子式手ブレ補正（VR）機能を搭載。高精細な静止画と、クリアな1920x1080のステレオ音声つきフルHD動画を撮影できる。

　2機種とも、マニュアル露出を含む4種類の露出モード、最大画像サイズで約8コマ/秒の高速連写機能など、多数の撮影・画像編集機能を備える。記録媒体はSD/SDHC/SDXCメモリカードと内蔵メモリ。カラーはブラック。

　2機種の追加で、「COOLPIX」Pシリーズは、2010年9月発売の最上位モデルの「COOLPIX P7000」と合わせて3モデルとなる。