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SCE、Android端末でゲームができる「PS Suite」を提供、次世代携帯ゲームシステム「NGP」も

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2011/01/28 16:43

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、1月27日、今後の取り組みを発表する「PlayStaion Meeting 2011」を開催。Android端末でプレイステーション(PS)のゲームを遊べる「PS Suite(プレイステーション スイート)」を発表した。年内中にユーザーに対して対象コンテンツの提供を開始し、並行して端末メーカーに対してロゴの提供や開発協力を行っていく。

 また、次世代の携帯型エンタテインメントシステムとして、コードネームNGP(Next Generation Portable)を開発・製品化し、年内に発売することを発表した。

 イベントの冒頭、平井一夫社長兼グループCEOは「これまでも『いつでもどこでも』をコンセプトに取り組んできたが、今後はネットワークを通じて、どんな端末でもつながる世界を現実のものにしていく」と説明。加えて、「クロスプラットフォームによってつながる世界が重要」と訴え、その具現化したものが「PS Suite」だとアピールした。

平井一夫社長兼グループCEO

 Android端末でPSのゲームが遊べるようになる「PS Suite」は、SCEがゲーム開発者やパブリッシャー向けにゲーム開発環境を提案。コンテンツは、アプリストア「PlayStation Store」で提供していく。端末メーカーに対しては、独自のライセンスプログラム「PlayStaion Certified」を提供し、Android端末でのゲームのクオリティを保っていく。

 これに対してNGPは、「さらに究極のポータブルエンタテインメント体験を提供する」(平井社長兼グループCEO)ための製品。

 NGPは、前面にマルチタッチに対応した5インチの有機ELディスプレイを搭載。背面のタッチパッドとあわせて、「触る・つかむ・なぞる・押し出す・引っ張る」などという操作ができる。左右にアナログパッドを進化させたアナログスティックを搭載したほか、直感的・立体的な感覚の操作で、まるで現実に体験しているかような感覚で遊ぶことができる。

次世代携帯型エンタテインメントシステム「NGP」

平井社長はNGPを「手のひらの上の“革命”」と表現

NGPでのゲーム体験イメージをデモンストレーション

 NGPは、ネットワークを通じてゲームメーカー各社から提供される最新情報や、ゲームを楽しむ他の人の達成状況などが把握できる「LiveArea」、位置情報をもとに周辺で他の人がどのようなゲームで遊んでいるのかがわかる「Near」などをアプリで提供する。

最新情報を取得する「LiveArea」

位置情報をもとにした新サービス「Near」