LGエレクトロニクス・ジャパンは、ゲーマーやハイスペックを求める上級者をターゲットにした23型ワイドの液晶ディスプレイ「E2370V-BF」を1月下旬に発売する。価格はオープンで、実勢価格は3万3000円前後の見込み。

　09年9月に発売したゲーム向けモデル「W2363V-WF」を改良。長時間の利用による目の疲れや各種設定のカスタマイズなど、ユーザーの声を反映した。IPS（UH-IPS）方式のパネルによって、輝度やコントラストの低下を抑え、色の再現性を確保。安定した応答速度によって、TN方式やVA方式と比べてブレの少ない映像を表示する。

　バックライトにLEDを搭載し、消費電力を抑え、最薄部19.1mmの薄型化を実現した。また、ぼやけた画像を鮮明に表示する超解像技術を採用。超解像の強弱を調節することもできる。 

　ゲーム向けの機能として、映像と音声のズレを低減する「スルーモード」を装備。また「ユーザーモード」では、アスペクト比、解像度、輝度などをカスタマイズして三つまで登録できるので、ゲーム別に選ぶことができる。

　このほか、小画面を表示する機能「ピクチャー・イン・ピクチャー」を備える。子画面は表示位置の変更や、表示する映像の切り替えができる。さらに、室内の明るさや表示する映像の明るさを感知して輝度を変更する「自動輝度調整」は、目の疲れを軽減。アスペクト比を「1対1」「全画面」「アスペクト比固定」の三つのモードから選ぶ「アスペクト比固定機能」も装備する。 

　解像度は1920×1080、輝度は250cd/m2、応答速度は14ms（G to G）、最大コントラスト比は500万対1。コネクタ類は、HDMI端子が2基、D-sub15ピンとDVI-D端子が各1基。カラーはブラック。台座はスクエア型に仕上げた。

　超解像のオン/オフや入力信号を切り替え操作ができる小型リモコン付き。リモコンは、本体のフレームに引っかけるフックを備える。なお、「E2370V-BF」はエヌ・シー・ジャパンのRPG「The Tower of AION」の推奨モデル。