「Xperia」がマルチタッチに対応、バージョンアップデータの配信を開始

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2011/01/18 19:39

 NTTドコモは、Android搭載スマートフォン「Xperia SO-01B」向けに、マルチタッチなどが可能になる機能バージョンアップファイルを1月19日から順次配信すると発表した。

Xperia SO-01B

 バージョンアップデータを適用すると、ピンチイン(2本の指を画面上に乗せ、その指の間隔を縮める)操作による画面の縮小、ピンチアウト(同様に画面に指を乗せ、指の間隔を広げる)操作による画面の拡大などのマルチタッチ操作に対応する。 


 マルチタッチで操作可能なアプリケーションは、ブラウザ、マップ、Office Suite、Moxierメール。マルチタッチをサポートする他のAndroid用アプリでも操作可能になるものがあるが、サポートは対象外となる。3点以上のマルチタッチ操作、「Googleマップ5.0」でのマルチタッチによる回転操作には対応しない。あわせて、Android 2.1で、電話帳アプリケーションが起動せずにフリーズする事象などの不具合を修正する。

 「Xperia」は、2010年4月発売のソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製のAndroid搭載スマートフォン。「BCNランキング」による月間携帯電話ランキングで、発売直後の4月、5月は月間1位を獲得。その後、6月から10月まで、常に上位4位以内に入っていた人気機種だ。当初のOSのバージョンはAndroid 1.6だったが、11月10日からAndroid 2.1にアップデートするOSバージョンアップデータの配信を開始した。

 機能バージョンアップの詳細や手順は、NTTドコモのウェブサイトに掲載している。バージョンアップは、パケット通信料がかからないパソコン接続とパケット通信(Android 1.6は非対応)があり、パソコン接続向けは1月19日20時頃以降から順次、パケット通信向けは20日20時頃以降から順次、バージョンアップファイルを提供する。


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