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ITジュニア育成交流協会、協賛企業やITジュニア賞OBがエール送る「BCN ITジュニア賞 2011」懇親会

ニュース

2011/01/14 15:31

 特定非営利活動法人ITジュニア育成交流協会(奥田喜久男理事長)は、1月13日、「BCN ITジュニア賞 2011」表彰式終了後に受賞学生や指導教員、協賛企業など関係者を招き、懇親会を開催した。

 ITジュニア育成交流協会は、ITに取り組む若者たちの育成を目的に、2006年に設立されたNPO団体。アイ・オー・データ機器(I・Oデータ機器)、エレコム、オービックビジネスコンサルタント、キューアンドエー、クオリティ、さくらインターネット、サンワサプライ、シー・シー・ダブル、ジョルダン、セールスフォース・ドットコム、トレンドマイクロ、BCNの12社が協賛企業として活動を支援している。

懇親会に集まったITジュニア育成交流協会協賛企業の代表者

 BCN ITジュニア賞は、IT関連のコンテストで優秀な成績を収め、すぐれた技術をもつ若者を、ITジュニア育成交流協会の推薦に基づいて表彰する制度。6回目を迎えた「BCN ITジュニア賞 2011」では、長野県松本工業高等学校3年の草深大貴さん、宮城県工業高等学校のCHaser2010優勝チーム、岡山県立岡山工業高等学校2年の石岡匠也さん、名古屋市立向陽高等学校2年の河田智明さん、SARA制作委員会、香川高等専門学校詫間キャンパス「MINAMO STYLE -水面流-」制作チーム、松江工業高等専門学校「べらぐる -Various Languages Gourmet-」制作チーム、石川工業高等専門学校「インピーダンスZ -アドミタンスの逆数-」制作チームの5チーム/3個人が選ばれた。

奥田喜久男理事長

 懇親会の冒頭、奥田理事長が「今日ここにいるメーカーの方々のように、世界に向けていいものを作ってください」と、メッセージを送った。

和歌山県立田辺工業高等学校・元校長の平松芳民氏

 来賓を代表し、元和歌山県立田辺工業高等学校校長の平松芳民氏が挨拶。平松氏は、「今から6年前、田辺工業高校の校長時代に奥田社長と熊野の山深い温泉に入りながら『学生の技術を発表する機会はないだろうか』と、話したことが、ITジュニア賞のきっかけ。第一回を開催した時には、眼に涙を溜めて学生たちに『頑張れよ』と伝えたことを思い出す」と振り返った。

 そして、学生たちに「気づき、勇気、確かな技術力、チームが一緒にならないと大海に出たときに獲物は獲れない。君たちは確かな技術をもった。努力して、日本一、世界一の技術者になって下さい」と語った。また協賛企業に向けて「心から皆さんに感謝するとともに、もっともっと企業の方々が参加し、支えていただけたらと思っています。本当にありがとうございました」と。

全国情報技術教育研究会会長の金子正明熊谷工業校長

 全国情報技術教育研究会会長で埼玉県立熊谷工業高校の金子正明校長が、「学生たちが目標に向かって互いに切磋琢磨していくなかで、感謝の気持ちももっていなければ、上に登っていけないと思っている。学生たちは、先生、このような場を提供していただいたITジュニア育成交流協会など、多くの方々に支えられていることに感謝してほしい。自分たちを見つめ直して、さらなる向上を目指してほしい」と、述べた。

ジョルダンの佐藤俊和社長が乾杯の音頭

 ITジュニアを指導した教員の方々や、協賛企業の記念撮影後、ジョルダンの佐藤俊和社長が「若い人が育って日本をもっと盛り上げてほしいと思う」と、乾杯の音頭を取り、懇談に。ITジュニアたちの記念撮影の際には、I・Oデータ機器の土田拓執行役員第一開発本部長から、学生たちにUSBメモリがプレゼントされた。

長野県松本工業高等学校3年の草深大貴さん、篠原一夫教諭、三澤実教諭。学生たちには、I・Oデータ機器の土田拓執行役員第一開発本部長から、USBメモリがプレゼントされた

宮城県工業高等学校のCHaser2010優勝チームと平子英樹情報技術科教諭

岡山県立岡山工業高等学校2年の石岡匠也さんと晴田和夫情報技術科長

名古屋市立向陽高等学校2年の河田智明さん

 

SARA制作委員会

松江工業高等専門学校「べらぐる -Various Languages Gourmet-」制作チームと福岡久雄情報工学科学科長

香川高等専門学校詫間キャンパス「MINAMO STYLE -水面流-」制作チームと金澤啓三情報工学科准教授、垂水良浩技術教育支援室技術専門員

石川工業高等専門学校「インピーダンスZ -アドミタンスの逆数-」制作チームと小村良太郎電子情報工学科準教授

 最後に、第1回ITジュニア賞を受賞し、現在、ミクシィの開発部mixi開発グループアプリケーションエンジニアを務める井上恭輔さんが登場。「ここに来るにあたり、当時の受賞記事を読んできた。受賞作品をプレゼンして、大きな拍手をいただき、金屏風の前で写真を撮って、そのときから世界が変わったことを思い出した。自信がつき、ステップアップにつなげることができた」と振り返った。「受賞式は自分の自信につなげるとともに、育ててくれた先生方に感謝する場でもある。今回の受賞を心に刻み込んで大切にし、より広い舞台に飛び立ってほしい」と、後輩たちにエールを送った。

第1回ITジュニア賞を受賞し、現在ミクシィ勤務の井上恭輔さんが後輩たちにエール