富士通、グラスレス3DモデルなどPC春モデル9シリーズ22機種

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2011/01/12 19:20

 富士通は、1月12日、個人向けデスクトップPC「ESPRIMO」、ノートPC「LIFEBOOK」の新製品、9シリーズ22機種を、1月22日から順次発売すると発表した。インテルの次世代CPUを搭載し、映像編集機能を強化したモデルや、専用メガネをかけずに3D映像が楽しめるグラスレス3Dモデルなどをラインアップした。

 記者会見の冒頭、佐相秀幸執行役員副社長は、2010年を「3D対応モデルや、らくらくパソコン、ナノイーの発生ユニット搭載モデルなど、特徴ある製品の投入が底上げに貢献し、台数ベースでは20%の成長を果たした」と振り返った後、「2011年は、Windows 7やAndroidを搭載したスレートをきちんと世に出していく」と明言した。

デスクトップPC「ESPRIMO」、ノートPC「LIFEBOOK」新製品9シリーズを発表

 新製品22機種のうち、10機種に次世代高性能CPUのインテル Core プロセッサーを搭載。「インテル ターボ・ブースト・テクノロジー 2.0」で、AVCHD形式のハイビジョンムービーの再生や編集など、負荷の高い作業が快適にできる。また、専用メガネなしで3D映像が見たいというニーズに対応し、23型液晶一体型グラスレス3DデスクトップPC「FH99/CM」をラインアップした。

佐相秀幸・執行役員副社長

 そのほか、13.3型モバイルノートPC「SHシリーズ」の軽量ボディや長時間バッテリをアピールするとともに、男性社員や佐相副社長が「SHシリーズ」本体の天板に乗るデモで堅牢性を強調。「これが匠の技」(齋藤邦彰執行役員兼パーソナルビジネス本部長)と、天板全面加圧200kgに耐える信頼性を誇った。

13.3型モバイルノートPC「SHシリーズ」本体の天板に乗って堅牢性をアピール

 地上デジタル放送対応は、液晶一体型デスクトップPCの23型が3モデル、20型が4モデル、ノートは17.3型が1モデル、15.6型が2モデルをラインアップした。齋藤本部長は、3月末にテレビのエコポイントが終了することで、「地デジPCは、4月以降追い風になる」と、自信を示した。

齋藤邦彰・執行役員兼パーソナルビジネス本部長

 デスクトップPC「ESPRIMO」のグラスレス3Dモデル「FH99/CM」が26万円前後、専用メガネが必要な3D対応モデル「FH98/CM」が25万前後の見込み。3D非対応の「FH58/CM」が21万円前後、「FH55/CD」が19万円前後の見込み。いずれも、地上/BS/110度CSデジタル放送が2番組同時に長時間10倍録画ができる。

グラスレス3DデスクトップPC「FH99/CM」

 ノートPC「LIFEBOOK」は、13.3型大画面モバイルノート「SHシリーズ」の「SH53/C」が15万円前後、17.3型フルHD(ハイビジョン)液晶搭載で地デジ3波やBDドライブ搭載の「NH77/CD」が20万円前後の見込み。