パナソニック、CESで続々と新製品を発表、タブレット型リモコンも

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2011/01/07 11:25

【ラスベガス発】パナソニックは、米国ラスベガスで開催される「2011 International CES」の開幕前日に記者会見を開催し、出展する製品をアピールした。3DのフルHD液晶テレビや、タブレット型リモコンとして使える端末「ビエラ・タブレット」を披露。クラウド型のインターネットサービス「VIERA Connect」を今春から提供することも発表した。

 パナソニックにとって初の試み、かつ注目を集めそうな製品・サービスが、「ビエラ・タブレット」と「VIERA Connect」だ。「ビエラ・タブレット」は、テレビの「VIERA」と連携してタッチパネルのリモコンとして使えるほか、インターネットで映像視聴や電子書籍、SNSなどが楽しめる。「VIERA」と「ビエラ・タブレット」を支えるサービスが、オンラインショッピングやゲームなどアプリなどのコンテンツを配信する「VIERA Connect」になる。

「ビエラ・タブレット」(左)と「VIERA Connect」

 パナソニック・ノースアメリカの北島嗣郎・パナソニック・コンシューマー・エレクトロニクス・カンパニー社長は、「あえてリモコンとして使えるようにしたのは、すべての人に違和感なく直観的な操作を味わってもらいたいから」としている。

パナソニック・コンシューマー・エレクトロニクス・カンパニー社の北島嗣郎社長

 新たに、フルHD・3Dを実現した32型と37型のIPSα液晶パネルを開発。今春をめどに、米国市場で3D液晶テレビとして発売する。また、テレビと同様に、ブルーレイディスク(BD)プレイヤーもフルHD/3D化。ブースには、家庭で3D映像が撮影できるデジタルビデオカメラや、デジタル一眼カメラを使った「デジタルイメージングコーナー」を設けている。

 北島カンパニー社長は、「3Dテレビは2014年まで堅調に推移していく」と予測。パナソニックの3Dへの注力が伝わってくる発表となった。