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CES前夜の基調講演、マイクロソフトのバルマーCEOが「消費者の要望を具現化」とアピール

ニュース

2011/01/06 19:42

【ラスベガス発】「2011 International CES」が開催される1月5日の前夜、米マイクロソフトのスティーブ・バルマーCEOが基調講演を行い、「消費者の要望を具現化している」とアピールした。

会場内は多くの人で埋まった

 CES前夜の基調講演は、毎年人気のプログラム。今回も例年同様、会場内は多くの人で溢れ、バルマーCEOが登壇したときには、多くの歓声が挙がった。 

米マイクロソフトのスティーブ・バルマーCEO

 バルマーCEOは、「これまで数々の革命を起こしている」と述べ、まずゲーム機「Xbox 360」の話題に入った。体感型のゲームシステム「KINECT」の開発によって、「Xbox」は声やからだを使って遊ぶ機器に変貌した。バルマーCEOは、「今後は、さらにリビングで楽しめるようになる」として、映画など動画を視聴できるようにすることを表明。「avatar KINECT」と称し、ゲームユーザーのゴールド会員向けに映画の『avatar』やセカンドライフのように仮想空間を楽しめるような試みも進めている。 

バルマーCEOのアバターが仮想空間に登場

 また、「いかにスマートフォンユーザーを満足させられるか」と述べて、スマートフォン「Windowsフォン」を紹介。アプリ開発者が2万人程度になり、日々アプリが増えていることに触れ、「本当にエキサイティング」と語った。

 バルマーCEOは、「Windows 7は本当に売れている」と強調。インテルやAMD、エヌビディアなど、チップメーカーとのパートナーシップを強め、パソコンを進化させることに取り組んでいることから、「今後は、さらにPCでさまざまなことが創造できる」と話した。

 これまで行ってきたことや今後の取り組みを含め、バルマーCEOは「マイクロソフトは求めるものを具現化している」と表現。基調講演の最後は、「2010年は素晴らしい年だった。今後を考えると、ワクワクする」と締めくくった。