NTTコミュニケーションズは、インデックスと組んでAndroid向けスマートフォンで利用できるアプリケーションマーケット「appliko(アプリコ)」を開設した。現在はアプリの紹介だけだが、2011年4月には販売を開始する。

　インデックスの携帯コンテンツ運営ノウハウと、NTTコミュニケーションズの検索・レコメンド・決済機能を生かしたマーケット。2011年2月に利用者のレビュー共有や評判検索の機能、4月にNTTコミュニケーションズのブロードバンドサービス「OCN」やNTTドコモ携帯電話の料金と合わせて支払いができる「NTTネット決済」機能を追加。独自に開発したレコメンドや不正コピー防止などの機能も使えるようになる。

　3月末までに、初心者や女性を意識したアプリを、18カテゴリ/108サブカテゴリで2000本以上揃える。利用形態は、アプリをダウンロードすれば何度でも使える“売り切り”が基本。月額課金で使うアプリも用意する。

　OCN会員の約800万人と、インデックスの3G携帯向けサービス利用者の約400万人にメールやサイトで告知。スマートフォンの利用者に対しても、広告などでアプローチをかける。1～2年後をめどに、100万人の会員獲得を目指す。

　NTTコミュニケーションズの菅原英宗IPサービス部長は、「スマートフォンは、出荷台数が2010年で675万台、2011年に1500万台規模に膨れ上がるという予測がある。アプリマーケットへの参入によって、これまでの事業では果たせなかったビジネスチャンスをつかめる」とサービス提供の理由を話した。

　インデックスの小川善美社長は、「NTTコミュニケーションズと当社のコンテンツ運営のノウハウを組み合わせることで、激しくなるアプリマーケットの競争に勝つ」としている。両社は、日本だけでなく、将来は欧州やアジアなどグローバルでビジネスを手がけることを検討している。