ジャストシステム、UIを一新、ウェブと連携する新生「一太郎2011 創」

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2010/12/08 19:58

 ジャストシステムは、ユーザーインターフェース(UI)を一新し、ウェブサービスや外部機器との連携機能をもつ日本語ワープロソフト「一太郎2011 創」を2011年2月10日に発売する。価格は2万1000円。

一太郎2011 創

 シンプルな画面で、直感的に操作できるように設計し直した。画面右側の「ツールパレット」に、編集によく使う機能や便利な機能をまとめ、目的の機能をすぐに見つけて、ツールパレット上だけで編集操作ができる。

 画面左側の「ジャンプパレット」に、文書内の該当箇所に移動する機能を集約。ページのサムネイルから、目的のページにマウスカーソルを合わせると、プレビューをポップアップして拡大表示する。ブックマークの設定や、編集しながら参照したい見出しを一覧で表示でき、該当箇所へ簡単に移動できる。

 画面上部には、使用頻度の高い「開く」「保存」「印刷」などの基本機能を大きく分かりやすいアイコンにして配置した「ツールバー」、フェーズやモードに合わせて頻繁に使う設定のアイコンを切り替えて提示する「コマンドバー」を配置する。

 さまざまなウェブサービスや外部機器と連携して、文書作成に必要な情報の収集や情報発信ができるソーシャルプラグインシステム「ソプラ」を新搭載。Twitterのツイートの表示や投稿に加え、ツイートを「一太郎」文書に取り込むことができる「ソプラ Twitterツール」、デジタルメモ「ポメラ」で作成した文書をワンクリックで「一太郎」文書に取り込む「ソプラ ポメラツール」、「一太郎」を起動しなくても検索したい語を直接入力して辞書が引ける「ソプラ 辞書引きツール」を付属する。

 2011年4月に「ソプラ Flickrツール」、6月に「ソプラ Evernoteツール」など、ウェブサービスと連携するプラグインを順次ダウンロード提供していく。

 また、「一太郎2011 創」の上位版として、「一太郎2011 創 プレミアム」と「一太郎2011 創 スーパープレミアム」を2月10日に発売する。価格はそれぞれ2万6250円と3万4650円。

「一太郎2011 創 プレミアム」「一太郎2011 創 スーパープレミアム」

 「一太郎2011 創 プレミアム」は、「一太郎」文書を読み上げることができるソフト「詠太」を搭載。女性2人、男性1人の話者の音声を収録する。ほかの作業をしながら聞くことや、聞くことで不自然な表現や分かりにくい言い回しに気づくことができる。

 美しく高品質との定評があるモリサワのフォント「新ゴ」「リュウミン」を、それぞれ3書体ずつ収録。また、国語+百科辞典の三省堂『大辞林』を新たに搭載。書籍版に新語を増補した約26万語を収録し、入力・変換時にカラー写真、音声付きで言葉を調べたり、類語情報を参照したりできる。「ATOK」の連想変換辞書として、三省堂の『敬語のお辞典』も収録し、場面別・意味別に分類された会話例から適切な敬語の表現を探すことができる。

 このほか、統合グラフィックソフト「花子2011」と、PDFの作成や編集、データ変換ができるソフト「JUST PDF2 [作成・編集]」を搭載している。

 「一太郎2011 創 スーパープレミアム」には、「一太郎2011 創 プレミアム」の機能に加えて、アプリケーションやその設定情報など、使い慣れた自分の環境をUSBメモリで持ち運べるガジェット「一太郎ポータブル with oreplug(オレプラグ)」が付属する。日本語表計算ソフト「三四郎2010」、プレゼンテーションソフト「Agree 2010」も搭載する。