DNPやドコモなど、紙の本と電子書籍を扱うハイブリッド型書店、11年1月上旬から

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2010/12/08 17:01

 大日本印刷(DNP)とNTTドコモ、DNPの子会社・CHIグループ(CHI)は、紙と電子の書籍を販売するハイブリッド型総合書店の運営を目的に、共同事業会社「株式会社トゥ・ディファクト」を12月21日に設立する。これに伴い、DNPのオンライン書店「honto(ホント)」をベースに、ドコモのスマートフォンなどに対して、2011年1月上旬に電子書籍の販売を開始する。

honto

 8月にDNPとNTTドコモが締結した業務提携の基本合意を具体化したもの。出資金は9億8000万円で、出資比率はDNPが51%、NTTドコモが40%、CHIが9%。

GALAXY Tab SC-01C

 新会社は、インターネットを利用した紙と電子の書籍販売を行うハイブリッド型総合書店の運営のほか、多様な端末に対応したコンテンツの配信プラットフォームの構築と運営を行う。また、紙や電子の書籍を販売するオンライン書店を展開するほか、リアルの書店と連動したマーケティング/プロモーションなどを実施する。

REGZA Phone T-01C

 今後、大手出版社をはじめ約200社から約10万点をめどにコンテンツを拡充し、多様な電子書籍フォーマットに対応したコンテンツを販売する。電子書籍を閲覧できる端末は、ドコモのスマートフォンやタブレット型端末で、Xperia、GALAXY S SC-02B、GALAXY Tab SC-01C、LYNX 3D SH-03、REGZA Phone T-01C、Optimus chat L-04C、SH-07Cの7機種が対応する予定。

Xperia

 さらに11年中には、CHIのオンライン書店「ビーケーワン(bk1)」とシステム統合などを検討し、一つのウェブサイトで紙と電子の書籍が購入できるサービスを提供する。実書店であるCHIの丸善、ジュンク堂、文教堂と連携を図り、オンライン書店とリアルの書店を連携したサービスの構築を目指す。