マカフィーは、自社ブログで、大企業はセキュリティに対してどのようなニーズを抱いているのかを一問一答形式で解説している。

Q：マカフィーのクライアントの大企業は、セキュリティプロバイダに何を求めているか。

A：可視性と実用的な情報だ。これらは企業のセキュリティプログラムで最も重要な要素で、マカフィーの企業顧客にとっての最大の原動力だ。ネットワーク、エンドポイント、データセンターで何が起きているかわからなければ、脅威を止めることはできない。セキュリティ体制を全社規模で見ることができなければ、効果的に自社を防護することもできない。大抵の企業は、さまざまなセキュリティソリューションを全社で配備しているが、これらのソリューションが連携して機能している企業もあれば、各ファンクションごとに問い合わせなければ把握できない企業もある。

Q：セキュリティの成熟度が上がると、セキュリティテクノロジー、脅威情報、ポリシー管理の統合、一元化の度合いも増加する。企業全体で可視性を確保することが、セキュリティ上、大きなメリットになるのか。

A：メリットになるのは明らかだ。早期にセキュリティの問題を特定できれば、迅速に措置を講じてシステムへの影響を小さくすることができる。マカフィーではこれを「Time to Confidence（信頼を回復するまでの時間）」と呼んでいる。ユーザーの中には、問題を確認した15分後には、起こり得る影響を評価し、講じた措置を発表している企業もある。このような企業は、自社のカバー範囲やコンプライアンスをリアルタイムで報告することができる。セキュリティを一元管理化したコストが、一元化する前の半分になっていることも、非常に重要なポイント。テクノロジー、脅威情報、ポリシー管理の統合は、可視性を生み出すのに不可欠といえる。

　このほか、ブログでは、コンプライアンスや中小企業のセキュリティについて、一問一答形式で解説している。