三菱、ゲーマー向け23型液晶ディスプレイ「VISEO MDT231WG」、ゲームの種類別に3モード
三菱電機は、11月16日、フルハイビジョン映像を高精細に映し出す上級者向けの液晶ディスプレイ「VISEO」の新製品として、ゲームでの利用に特化した23型ワイド「MDT231WG」を、11月30日に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は11万8000円前後の見込み。
LEDバックライトの制御機能とIPS方式液晶の120Hz倍速補間技術を組み合わせ、動画のブレを抑える「MP ENGINE II」を搭載。いずれの技術も国内の液晶ディスプレイでの搭載は初めて。この技術を生かして、ゲームの種類に応じて三つのモードが選択できる「MP MODE」を備える。
「MP MODE」の「レベル3」では、映像のコマとコマの間にバックライトの点灯を瞬間的に挿入する「LEDバックライトブリンキング」で、目の網膜上に残るイメージをリセットして残像感を低減し、表示の遅延を抑える。スポーツやレース、アクションなどのゲームに適している。
「レベル2」は、縦方向にバックライトをスクロールする「LEDバックライトスキャニング」のほか、隣り合う二つのコマから新しい画像を生成してコマの間の画像を補う120Hz倍速補間で、動画を滑らかに表示する。ロールプレイングゲームに向いている。
「レベル1」は、「LEDバックライトスキャニング」によって、表示の遅延を抑制し、シューティングゲームが快適に動作する。
映像を高精細に表示する超解像技術「ギガクリア・エンジンII」を採用。解像度に応じて超解像処理の範囲を設定するほか、白トビや黒ツブレを検知して表示を調整する「エリアコントラスト」、肌色を検出した部分の超解像の効果を最適にコントロールする機能、ネット上の動画のブロックノイズを低減する「ブロックノイズリダクション」などを備える。
台座とスピーカーの位置はそのままで、画面部を縦型表示にできる「リフティングターン」機構を装備。このほか、スピーカー性能を強化し、3W×2のステレオスピーカーに加え、5Wのサブウーファーを搭載し、迫力ある低音が響く臨場感のある音声が楽しめる。
液晶方式はIPS方式でノングレア。視野角は上下左右ともに178度、輝度は350cd/m2、コントラスト比は5000対1、応答速度は5ms。主なコネクタは、HDMI端子(2基)、DVI-D端子、ミニD-sub15ピン、D5端子、S端子など。カラーはブラック。
発表会の冒頭、田村直己リビング・デジタルメディア事業本部デジタルメディア事業部長は、国内の液晶ディスプレイ市場を解説。2010年度以降は、個人需要は横ばいだが、法人需要は景気の回復に伴い増加が見込めることを示した。
また、同社の液晶ディスプレイ事業を紹介。ウェブサイトやCG、映像制作など色を忠実に再現する「グラフィック事業」、デジタルサイネージなどを扱う「パブリックディスプレイ事業」、映像視聴を目的とした「マルチメディア事業」、オフィスや家庭での一般的な用途に適した「スタンダード事業」がある。このうち、スタンダードを除く3事業を強化する方針を明らかにした。
とくに、マルチメディア事業に注力することを示唆。田村事業部長は、「動画の画質にこだわるユーザーは、マルチメディア事業のおよそ4割を占める」として、「先進的な機能を求めるユーザーのニーズに応え、『MDT231WG』のような業界をリードする製品を投入していく」と意気込みを語った。
LEDバックライトの制御機能とIPS方式液晶の120Hz倍速補間技術を組み合わせ、動画のブレを抑える「MP ENGINE II」を搭載。いずれの技術も国内の液晶ディスプレイでの搭載は初めて。この技術を生かして、ゲームの種類に応じて三つのモードが選択できる「MP MODE」を備える。
VISEO MDT231WG
「MP MODE」の「レベル3」では、映像のコマとコマの間にバックライトの点灯を瞬間的に挿入する「LEDバックライトブリンキング」で、目の網膜上に残るイメージをリセットして残像感を低減し、表示の遅延を抑える。スポーツやレース、アクションなどのゲームに適している。
「レベル2」は、縦方向にバックライトをスクロールする「LEDバックライトスキャニング」のほか、隣り合う二つのコマから新しい画像を生成してコマの間の画像を補う120Hz倍速補間で、動画を滑らかに表示する。ロールプレイングゲームに向いている。
「レベル1」は、「LEDバックライトスキャニング」によって、表示の遅延を抑制し、シューティングゲームが快適に動作する。
画面は縦型表示にも対応
映像を高精細に表示する超解像技術「ギガクリア・エンジンII」を採用。解像度に応じて超解像処理の範囲を設定するほか、白トビや黒ツブレを検知して表示を調整する「エリアコントラスト」、肌色を検出した部分の超解像の効果を最適にコントロールする機能、ネット上の動画のブロックノイズを低減する「ブロックノイズリダクション」などを備える。
台座とスピーカーの位置はそのままで、画面部を縦型表示にできる「リフティングターン」機構を装備。このほか、スピーカー性能を強化し、3W×2のステレオスピーカーに加え、5Wのサブウーファーを搭載し、迫力ある低音が響く臨場感のある音声が楽しめる。
液晶方式はIPS方式でノングレア。視野角は上下左右ともに178度、輝度は350cd/m2、コントラスト比は5000対1、応答速度は5ms。主なコネクタは、HDMI端子(2基)、DVI-D端子、ミニD-sub15ピン、D5端子、S端子など。カラーはブラック。
ステレオスピーカーに加えてサブウーファー(中央)を搭載
発表会の冒頭、田村直己リビング・デジタルメディア事業本部デジタルメディア事業部長は、国内の液晶ディスプレイ市場を解説。2010年度以降は、個人需要は横ばいだが、法人需要は景気の回復に伴い増加が見込めることを示した。
また、同社の液晶ディスプレイ事業を紹介。ウェブサイトやCG、映像制作など色を忠実に再現する「グラフィック事業」、デジタルサイネージなどを扱う「パブリックディスプレイ事業」、映像視聴を目的とした「マルチメディア事業」、オフィスや家庭での一般的な用途に適した「スタンダード事業」がある。このうち、スタンダードを除く3事業を強化する方針を明らかにした。
とくに、マルチメディア事業に注力することを示唆。田村事業部長は、「動画の画質にこだわるユーザーは、マルチメディア事業のおよそ4割を占める」として、「先進的な機能を求めるユーザーのニーズに応え、『MDT231WG』のような業界をリードする製品を投入していく」と意気込みを語った。
田村直己リビング・デジタルメディア事業本部デジタルメディア事業部長