WiMAX入り「インテル弁当」って何だ? 都内でプロモーションを開始
インテルは、11月10日、UQコミュニケーションズの高速無線データ通信「WiMAX」を搭載したPCの認知度の向上と、その利便性をアピールするプロモーション「いつでもどこでもパソコンプロジェクト」を、11月12日に開始すると発表した。体験イベントや広告のほか、ノートPC型のランチボックスで、WiMAXのよさを味わうことができる。特設サイトや媒体広告以外は、主に都内で実施する。
「いつでもどこでもパソコンプロジェクト」は、WiMAX内蔵PCの認知度を高めることを目的に行うプロモーション。発表会では、インテルの山本専マーケティング本部本部長が詳細を説明した。都内の主要駅に設置するデジタルサイネージや交通広告のほか、ショーウィンドーやクルマのトランクをノートPCに見立てた屋外広告を置く。
また、「インテル」のロゴを天板にあしらったノートPC型のランチボックスを用いた弁当を、東京・新宿、有楽町、丸の内エリアの特定店舗で販売する。「開けたらすぐに食べられる弁当のように、PCを開いたらすぐにWiMAXでインターネットが使える」ことを、ランチボックスと中に詰めた食べ物で表現した。ランチボックスのカラーはブラック、ブラウン、レッド、イエローで、「カラーによってお弁当の中身が変わる」(山本本部長)という。販売期間は11月18-19日、11月24-26日。
発表会では、記者一人ひとりにランチボックスが配られ、詰められた食べ物を味わうことができた。ちなみに、今回の中身は発表会の会場である東京會舘が準備したもの。
また、WiMAX内蔵PCを直接触ることができる体験イベントを実施する。開催場所と日時は、JR有楽町駅の駅前広場が11月19-21日、JR新宿東口の新宿ステーションスクエアが11月26-28日。このほか、USTREAMやTwitterと連動したキャンペーンサイトを開設する。期間は11月12-29日。
発表会の冒頭、インテルの宗像義恵取締役副社長は、ワールドワイドでの事業展開に言及。スマートフォンをはじめとするネットワークにつながる端末「スマートデバイス」の爆発的な増加とユーザーのライフスタイルの変化を示した後、インテルのビジョンとして「PC、情報端末、スマートフォン、スマートテレビなど、異なる機器がつながる環境を実現した『継続したユーザーエクスペリエンス』を目指す」と述べた。
さらに、端末がシームレスにつながる環境を構築するには、快適につながるブロードバンドが不可欠であることを指摘したうえで、WiMAXを紹介。「現在、世界最速の通信サービスだと思っている」と語った。
また、「国内のPC市場でWiMAX内蔵ノートPCは、09年8月が11機種、10年5月が33機種、そして10年11月は46機種の予定と増えてきており、日本だけでなくグローバルなマーケットの拡大が見込める。さらに、コンシューマ製品だけでなく、移動体のコンピュータやデジタルサイネージ、自動販売機など、WiMAXはさまざまな業務用機器に対応し、インフラとして発展していく」と期待を示した。
宗像副社長は、今回のプロモーションを通じて「PC全体のWiMAX内蔵PCの占有比率を増やしたい」と意気込みを語った。また、WiMAX以外の通信サービスについては「世界的に標準で使われている通信規格はサポートしていく」と見通しを述べた。
UQコミュニケーションズの野坂章雄社長は、WiMAXを通じてユビキタス社会を目指すことを表明。「WiMAXは、室内でも室外でも移動中でも使うことができる。ここがほかの無線通信サービスとは異なる点」と強みを強調し、就職活動でPCを活用する学生の事例を挙げて利便性を紹介した。
WiMAXの事業展開として海外向けサービス「WORLD WiMAX」を挙げ、現在、北米の65都市でサービスが利用できることを説明。今後は韓国、台湾、東南アジアへ展開する予定だ。「ビジネスパーソンは出張でPCを持っていくので、より便利になる」と野坂社長。
クラウド活用の重要性についても触れ、「ネットワーク、端末、クラウドをあわせて利用する環境を提供したい。それを実現できるのが、インテルとの協業だ」と力強く語った。さらに、「運輸・交通や医療、また研究開発などのIT産業のキーになるのがワイヤレスブロードバンドだ。WiMAXでユビキタス社会を実現できる」と提供するサービスに自信をみせた。
今回のプロモーションの狙いについて、野坂社長は「『WiMAX内蔵PC』といわれても、わからない方がいる。データ通信端末のようにPCのコネクタに差し込めばわかりやすいが……。つまり、『ユーザーにWiMAXをわかってもらっていない』ことが、これまでの課題だった。プロモーションによるさまざまなアプローチを通じて、基本的な認知度を上げたい」と語った。
発表会で記者に配られたノートPC型ランチボックス
「いつでもどこでもパソコンプロジェクト」は、WiMAX内蔵PCの認知度を高めることを目的に行うプロモーション。発表会では、インテルの山本専マーケティング本部本部長が詳細を説明した。都内の主要駅に設置するデジタルサイネージや交通広告のほか、ショーウィンドーやクルマのトランクをノートPCに見立てた屋外広告を置く。
また、「インテル」のロゴを天板にあしらったノートPC型のランチボックスを用いた弁当を、東京・新宿、有楽町、丸の内エリアの特定店舗で販売する。「開けたらすぐに食べられる弁当のように、PCを開いたらすぐにWiMAXでインターネットが使える」ことを、ランチボックスと中に詰めた食べ物で表現した。ランチボックスのカラーはブラック、ブラウン、レッド、イエローで、「カラーによってお弁当の中身が変わる」(山本本部長)という。販売期間は11月18-19日、11月24-26日。
プロモーションで提供するランチボックスは4種類(インテルの山本専マーケティング本部本部長)
発表会では、記者一人ひとりにランチボックスが配られ、詰められた食べ物を味わうことができた。ちなみに、今回の中身は発表会の会場である東京會舘が準備したもの。
また、WiMAX内蔵PCを直接触ることができる体験イベントを実施する。開催場所と日時は、JR有楽町駅の駅前広場が11月19-21日、JR新宿東口の新宿ステーションスクエアが11月26-28日。このほか、USTREAMやTwitterと連動したキャンペーンサイトを開設する。期間は11月12-29日。
フタを開けるとWiMAXのPRメッセージが現れた
発表会の冒頭、インテルの宗像義恵取締役副社長は、ワールドワイドでの事業展開に言及。スマートフォンをはじめとするネットワークにつながる端末「スマートデバイス」の爆発的な増加とユーザーのライフスタイルの変化を示した後、インテルのビジョンとして「PC、情報端末、スマートフォン、スマートテレビなど、異なる機器がつながる環境を実現した『継続したユーザーエクスペリエンス』を目指す」と述べた。
さらに、端末がシームレスにつながる環境を構築するには、快適につながるブロードバンドが不可欠であることを指摘したうえで、WiMAXを紹介。「現在、世界最速の通信サービスだと思っている」と語った。
東京會舘提供のランチボックスの中身はなかなか豪華
また、「国内のPC市場でWiMAX内蔵ノートPCは、09年8月が11機種、10年5月が33機種、そして10年11月は46機種の予定と増えてきており、日本だけでなくグローバルなマーケットの拡大が見込める。さらに、コンシューマ製品だけでなく、移動体のコンピュータやデジタルサイネージ、自動販売機など、WiMAXはさまざまな業務用機器に対応し、インフラとして発展していく」と期待を示した。
宗像副社長は、今回のプロモーションを通じて「PC全体のWiMAX内蔵PCの占有比率を増やしたい」と意気込みを語った。また、WiMAX以外の通信サービスについては「世界的に標準で使われている通信規格はサポートしていく」と見通しを述べた。
インテルの宗像義恵取締役副社長
UQコミュニケーションズの野坂章雄社長は、WiMAXを通じてユビキタス社会を目指すことを表明。「WiMAXは、室内でも室外でも移動中でも使うことができる。ここがほかの無線通信サービスとは異なる点」と強みを強調し、就職活動でPCを活用する学生の事例を挙げて利便性を紹介した。
WiMAXの事業展開として海外向けサービス「WORLD WiMAX」を挙げ、現在、北米の65都市でサービスが利用できることを説明。今後は韓国、台湾、東南アジアへ展開する予定だ。「ビジネスパーソンは出張でPCを持っていくので、より便利になる」と野坂社長。
UQコミュニケーションズの野坂章雄社長
クラウド活用の重要性についても触れ、「ネットワーク、端末、クラウドをあわせて利用する環境を提供したい。それを実現できるのが、インテルとの協業だ」と力強く語った。さらに、「運輸・交通や医療、また研究開発などのIT産業のキーになるのがワイヤレスブロードバンドだ。WiMAXでユビキタス社会を実現できる」と提供するサービスに自信をみせた。
今回のプロモーションの狙いについて、野坂社長は「『WiMAX内蔵PC』といわれても、わからない方がいる。データ通信端末のようにPCのコネクタに差し込めばわかりやすいが……。つまり、『ユーザーにWiMAXをわかってもらっていない』ことが、これまでの課題だった。プロモーションによるさまざまなアプローチを通じて、基本的な認知度を上げたい」と語った。
UQとインテルと協業を強化してユビキタス社会の構築を目指す