アップルジャパンは、10月21日、新しい「MacBook Air」を発売した。ラインアップは11.6インチと13.3インチの2モデルで、それぞれフラッシュストレージ容量の異なる2機種をラインアップする。

　「MacBook Air」は、光学ドライブを省いた薄型モバイルノート。2008年1月に13.3インチワイド液晶を搭載し、最薄部0.4cmの初代モデルを発表した。

　新モデルは、高精度の加工を施した継ぎ目のないアルミニウム製のユニボディに、iPadで培ったさまざまな技術を投入。全モデルに、ストレージとしてHDDに比べ軽くて小さく、高速で信頼性の高いソリッドステートドライブ（SSD）を採用し、さらに薄型・軽量にした。最も薄い部分の厚さは0.3cm、最も厚い部分は1.7cm。重さは11インチモデルでわずか1.06kg、13インチモデルでも1.32kgと軽い。

　11インチモデルは64GB/128GB、13インチモデルは128GB/256GBのSSDを搭載する。バッテリ駆動時間は、11インチモデルで最長5時間、13インチモデルで最長7時間で、最大30日間のスタンバイが可能。

　フルサイズのキーボード、MacBook Proと同じガラス製のマルチタッチトラックパッド、2ポートのUSBポート、ミニディスプレイポートを備える。さらに13インチモデルは、SDカードスロットを装備する。ネットワーク機能は、IEEE 802.11n（IEEE 802.11a/b/g対応）とBluetooth 2.1 + EDRに対応。有線LANポートはないが、別売でUSB Ethernetアダプタを用意する。

　最新OSのMacOS X Snow Leopard、写真やムービー、音楽の作成などができる統合アプリケーションの最新版「iLife '11」をインストールする。内蔵ビデオカメラ（FaceTimeカメラ）、マイク、ステレオスピーカーを使って、「FaceTime」を搭載したiPhone 4やiPod touch、Macとビデオ通話することができる。

　価格は、Core 2 Duo 1.4GHz、メモリ2GBを搭載した11インチの64GBモデルが8万8800円、128GBモデルが10万8800円、Core 2 Duo 1.86GHz、メモリ2GBを搭載した13インチの128GBモデルが11万8800円、256GBモデルが14万8800円。