ASUSTeK Computer（ASUS）は、ノートPCの2010年冬モデルとして、デンマークの高級オーディオブランド「Bang ＆ Olufsen（バング ＆ オルフセン）」のプロダクトデザイナーがデザインを手がけ、オーディオ技術を結集した18.4型ワイドの「NX90Jq」を、10月23日に発売する。価格は20万9800円。

　Bang ＆ Olufsenのプロダクトデザイナー、デビッド・ルイスが手がけたノートPC。職人が丹念に磨き上げた鏡面加工のアルミニウムボディで、本体外側に張り出すように配置したスピーカーは、通常のノートPCの約10倍の大きさをもつ108ccのチェンバーによって、高品質なサウンドを再生する。

　ハードとソフトのオーディオ技術を結集した「ASUS SonicMaster」テクノロジーを搭載。雑音を抑えたコーデックと11Wのハイパワーアンプ、広いチェンバーによって、原音に限りなく近い、クリアなボーカル、パワフルな重低音を再現する。

　タッチパッドはキーボードの両サイドに配置。左右どちらの利き手にも対応する。そのほかの仕様は、フルハイビジョン対応の18.4型ワイド液晶、CPUはCore i7-740QM（1.73GHz）、グラフィックスはGeForce GT 335M、4GBのメモリ、約1TBのHDD、BDドライブを搭載する。OSはWindows 7 Home Premiumの64ビット版。本体サイズは幅530×奥行き283×高さ30-45mm、重さ約4.4kg。

　発表会でジョニー・シー会長は、「当社は、人の五感を磨いていけるようなデザインを追求してきた。『NX90Jq』は、スタイルとテクノロジーのデュエットによって生み出した妥協のない製品。プロのオーディオシステムを組み入れた。本当に美しいものは、ビジュアルだけでなく、オーディオも素晴らしいことを証明する製品だ。これを日本に投入できることを、大変うれしく思う」と強くアピールした。